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昨日に続くが、もし、こんなことを言う人ばかりが増えて、クマが人間を恐れるに足らずと思うようになったら、一体どうなるか。
里には山の中にはないような食物が豊富にあり、かつ人間は恐ろしいどころかむしろ弱いと知れば・・・、まさに今そういう状態になりつつある。
やはり、度を越えた場合はドカンとやらなければ、結局はどちらも痛い目に合う。われわれの社会でも、暮らしの安寧や社会の秩序を乱す者はそれなりの裁きを受ける。同じことだ。学習放獣など、悪さをしたクマを無罪放免するのに等しい。
根絶やしにしようと言っているわけではない。しかし、人間界に安易に進入すれば、反撃されるぐらいのことはしっかり教えておく必要がある。それが、棲み分けということだが、今のままではそれができなくなる。
これから社会はますます高齢化する。田舎は特にそうだ。安心して野良にも出られなくなったとすれば、人々は食物を得るのにも事欠くようになるだろう。
クマばかりか牛でもそうだが、こちらが怯えた態度を見せれば、相手は余計に攻撃的になる。しかし、そうだとしても腰の曲がった年配者、特に女性に、怖れずに相手に立ち向かえといえるだろうか。無理だ。
先日、長野県知事はクマ対策に力を入れると言った。どんな施策を取り入れるのか、関心と期待を持ち、その成果を待ちたい。と、同時に、クマばかりか鹿対策はより深刻であることも知っておいてほしい。
いつ文字が消えるかを気にしながら、野生動物に対する現状、対策などについてつつい長話をしてしまった。幸いきょうは何とか無事に終わった。
多くはすでに呟いたことばかりだが、それを承知の上で繰り返した。悪しからず。
きょうは素晴らしい秋日和。当牧場のキャンプ場へも何組も、幾人もの人達がやって来る。
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本日はこの辺で。明日は沈黙します。