入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’24年「秋」(39)

2024年09月19日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

   近年はこうした大型テントに人気があり流行る、ただし高額
 
 今週末からの3連休、またしても悪天の予報である。そのせいだと思うが、キャンプの予約は今のところ2件だけしかない。もしも好天にでもなれば観光業者などは怒り狂い、気象庁は面目を失うことになる、かも知れない。
 そういうお前はどうなんだと訊かれたら、火を吐き、吠え狂うと言いたいところながら、「異常気象」だから仕方がないと諦める、そうするしかない。この頃はあまり当てにしないで、予報はほどほどに聞くよう心がけている。

 こんなことを言っていると、大風に小屋が吹き飛ばされたり、裏山が崩壊したりと、思いがけないことが起こるかも知れない。それに、里の陋屋とて安心してはいられない。以前に、籾蔵の屋根が飛ばされたこともあった。
 それにしても、気象に関しては過去の事実や数値が役に立たないことがこの国だけでなく世界中で起きているようだ。強靭だったガイアの、われわれ人類の横暴な振る舞いに対する抗議の声でなければいいのだが。

 話は変わるが、テントが大分大型化している。それに、キャンプ用品はハイカラで便利になり、それらや衣服、靴などの値段もじわじわと高くなっていると聞く。もし野放図にテントが大きくなっていけば、そのうち設営を拒否されたり、さらなる料金値上げの口実にされないかと、キャンプ場の管理人の身でも危ぶむ。
 キャンプを楽しむためにあまりにも費用がかかるようになれば、スキーの二の舞を踏みはしないかとも案じている。
 
 かつてスキーはそれこそ「異常」と言ってもいいくらい大流行し、大衆化した。リフトに乗るのにも30分待ちなど当たり前で、あの流行には、ようやく車が大衆の手にも届くようになったことも大きく寄与しただろう。
 半世紀以上前の当時は、中央高速がまだ完成しておらず、そのため、白馬から東京まで8時間もかかるほどの有様で、その他の道路も土、日は至る所で大渋滞が起きた。にも関わらずだ。
 スキーメーカーは気をよくして、高級化を狙った。スキーだけでなく金具から靴まで全部揃えれば、当時の給料の3倍、4倍もしたほどだ。

 同じことが今、登山、キャンプのブームに乗って起きてはいないか。covid-19騒動が沈静化し、キャンプ、登山用品の売り上げは落ちているという。
 スキーも本当に好きな人達の間では今もって人気は衰えないらしいが、果たしてキャンプの人気はどうなるだろうか。
 背を曲げずにくつろげる大型テントが流行る一方で、ミノムシさながらの単独者用テントもそれなりの人気を保持している。面白い現象だと思って両方を眺めている。

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 本日はこの辺で。

 
 




 
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