海上自衛隊呉基地の守り神として、36年の長期に渡って活躍した「護衛艦142 ひえい」が退役となりました。数年前から代替艦艇の建造・配備が予告されており、遂にこの日がやって来たかという感じです。まだまだ使えるではないか!等と思う方も多いでしょうが、主機関を含めて旧式です。設計の違いや、技術の違いによって、いくら後から改修しようとも、追いつけなくなるのです。
「ひえい」の同型艦は退役が進み、直接の姉妹艦である「141 はるな」は、既に退役済みです。「ひえい」「はるな」の改良艦である「143 しらね」「144 くらま」も、2014年には退役の計画となっています。(※しらね、は、中国製冷蔵設備の発火事故を、くらま、は、関門海峡で韓国貨物船にぶつけられて炎上、艦首を大きく損傷する事故を起こしましたが、まだ現役です)
2007/12/23日撮影
呉基地で最も格の高い船で有るだけでなく、広報活動も多く行われた艦でした。
2008/7/19日撮影
ミニ観艦式では、大勢の見学者を乗せて航行しました。
2008/8/31日撮影
特徴的なフィンスタビイライザーは「はるな型護衛艦」に共通して採用されていました。ヘリコプター護衛艦という事で、大きな格納庫を持ち、ヘリコプターを3機まで艦載可能でした。これは、発着艦時の安定性を高める為の装備です。
2004/4/17日撮影
そうはいっても、イージスシステム装備艦である「176 ちょうかい」と並ぶと、大きさ、艦形からも設計年度の差が歴然でした。ミサイル発射システムとレーダー装備、航行時の凌波性、主機関の違い等々、枚挙にいとまが有りませんでした。
左2011/3/6日撮影 右2011/3/13日撮影
そして、退役準備の為、主兵装である速射砲を始め、機銃、救命イカダ等が撤去されてしまいました。
2011/3/15日撮影
最後の所属国旗・自衛隊旗を収揚。終わりの時を待つばかりです。
2011/3/16日撮影
今日、護衛艦「ひえい」は、艦番号を速やかに塗りつぶされ、浮かぶ鉄の塊となりました。
「ひえい」の同型艦は退役が進み、直接の姉妹艦である「141 はるな」は、既に退役済みです。「ひえい」「はるな」の改良艦である「143 しらね」「144 くらま」も、2014年には退役の計画となっています。(※しらね、は、中国製冷蔵設備の発火事故を、くらま、は、関門海峡で韓国貨物船にぶつけられて炎上、艦首を大きく損傷する事故を起こしましたが、まだ現役です)
2007/12/23日撮影
呉基地で最も格の高い船で有るだけでなく、広報活動も多く行われた艦でした。
2008/7/19日撮影
ミニ観艦式では、大勢の見学者を乗せて航行しました。
2008/8/31日撮影
特徴的なフィンスタビイライザーは「はるな型護衛艦」に共通して採用されていました。ヘリコプター護衛艦という事で、大きな格納庫を持ち、ヘリコプターを3機まで艦載可能でした。これは、発着艦時の安定性を高める為の装備です。
2004/4/17日撮影
そうはいっても、イージスシステム装備艦である「176 ちょうかい」と並ぶと、大きさ、艦形からも設計年度の差が歴然でした。ミサイル発射システムとレーダー装備、航行時の凌波性、主機関の違い等々、枚挙にいとまが有りませんでした。
左2011/3/6日撮影 右2011/3/13日撮影
そして、退役準備の為、主兵装である速射砲を始め、機銃、救命イカダ等が撤去されてしまいました。
2011/3/15日撮影
最後の所属国旗・自衛隊旗を収揚。終わりの時を待つばかりです。
2011/3/16日撮影
今日、護衛艦「ひえい」は、艦番号を速やかに塗りつぶされ、浮かぶ鉄の塊となりました。