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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

romance

2015-12-05 | _気な・気な_スポーツ_

フリースケーティング使用曲。
ちょっと(使用曲時系列まわりを)ブーメラン。
聞こえてくるは ラフマニノフ。と
“○ 「逢びき Brief Encounter」まで再生した。”あたりまで ブーメラン。

何度めかの再生鑑賞と 関連本散策、
「英詩と映画 その愛と生と死」 松浦暢(とおる)編 アーツアンドクラフツ 2003
を眺めた。

「21編の洋画に登場する英詩と映画のかかわりを分かりやすく解説する」本、とのことで
4編目に 「逢びき」が登場する。
と言うより まえがき の中の例示として 早々に 「逢びき」は現れる。

「…映画のなかで、短い詩が、無意識のうちに、い
 や意図的に、映画全体の中心テーマを構成している例がおおい。
 …中年の平凡な主婦の
 人生最後の儚い夢をエピトマイズする「逢びき」(イギリス映
 画)を見るがよい。夢うつつで、わずか二週間の恋を回想して
 いる妻に、クロスワード・パズルをしている夫が訊ねる。「え
 えと、おまえはキーツの詩が好きだったね。彼のソネット『死
 の恐怖』の一句‘huge cloudy symbols of a high ~’の次の語は何
 だっけ?」と。妻は即座に‘romance’と答える。なんとロマン
 スこそ、この映画全体の切ない逢びきの主題(テーマ)を象徴する言説の
 パラダイムとなっている。…」

エピトマイズ、言説、パラダイム、どういう意味かな、と 
romance、ロマンス、思いめぐらせているうちに

“ さて。
 逢びき夫(主人公・ローラの夫)は いつから気づいていたのか(・・? ” に 加えて

その夫の差し向かいたるクロスワード・パズルの中に 果たして
‘huge cloudy symbols of a high ~’ は 本当にあったのか。それとも…

なる問いも 生まれてきた。


 

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