(ショパン バラード第1番 がなかった。)
もう2枚、出てきた。
ショパン:ワルツ集 ルイサダ
(「僕の、聞いてみますか。」 まっすぐこちらを見ている、ジャン=マルク。視線がそうつぶやいている、ような。)
ショパン:ピアノ・ソナタ第2&3番、他 アシュケナージ
(本人と椅子とピアノと。そして背景。ここはどこなんだ。 )
を聞いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
待ち時間には テレビか雑誌か。
待合室は 四方埋まっていて
あと何人待ちなのだろう。
遠くのテレビには
次元×次元・越えのような得点について
その凄さを例示しようと 説明の言葉をあれこれ探しているゲストが映し出されている。
ぼんやりそれを眺めていたところだった。
何冊目かに手にした雑誌に ショパン国際ピアノ・コンクール の特集が出てきた。
(それにしても重い雑誌だ。)
ファイナリスト以上の順位を得たピアニストが何人も紹介されている。
選ばれ残れば 3週間はかかるというコンクールの説明に
ピアニストも体力いるなあ、と 斜め方向からの感想を抱きながら読んだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふと もう一度という気になって
「いつもポケットにショパン」をよみかえした。
きしんちゃん。懐かしい。
初めのうちはそれでよかったのだが よみすすんでも
ストーリーの先が さっぱり蘇らない。
どうも 最後まではよんでいない作品だったようだ。(階段の方は たぶんよんだのだ。)
とにかく
ショパン 作品23 も
ラフマニノフ も
亜月 裕 も カバ丸 まで出てきて 気持ちが引っ張られ、
最後まで行き着いた。
ピアノも主題だろうが 青春、思春期もテーマである。
青春とは なんと目まぐるしいものか。