<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

欲望の胃袋の大きさを自慢するなかれ

2014年09月22日 04時57分21秒 | Weblog
吾は唯足るを知るのみ。

ここに出てくる漢字にはみな口があります。

口は欲望を食べるところです。胃袋は泥棒ができません。いっぱいになったら、それ以上は食べられません。

マンモス象や恐竜はたくさんたくさん食べないと満腹しませんが、オタマジャクシのそれはちっちゃいので、簡単です。人間もそうです。それに合わせてしか食べられません。

ワレハタダタルヲシルノミ。足るを知れば生き方が軽く楽になります。楽になりたけれは、だから、足るを知ればいいことになります。

ごちそうさまでしたとそこですぐさま箸を置けばいいのですね。

欲望の胃袋の大きいことを自慢しないでもいいのです。

山の紅葉をめでただけでも魂の胃袋は満足します。

吾は唯足るを知るのみ。これは仏道の悟りです。

たくさんのよろこびを頂いた一生でございました。ありがとうございました。
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小さい小さい幼い幼い拙い拙い

2014年09月22日 04時43分30秒 | Weblog
さぶろうは幼い幼い。水辺でミゾソバの花を見つけて小躍りしてらあ。

さぶろうの腹は小さい小さい。それきりのことで満腹になってらあ。

さぶろうは拙い拙い。それを日記に記してそれで今日を閉じてらあ。

いや、たしかに素朴でかわいい花だからなあ、ミゾソバの花というのは。
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もうすっかり満席です

2014年09月22日 04時29分53秒 | Weblog
さぶろうの心のよろこび袋は小さいのですぐにいっぱいになってしまいます。だから、欲張ってもなんにもなりません。あれもこれもそれもと欲張っても中には入れません。今日は山裾で見つけたアキノキリンソウの黄色でもうすっかり満席です。
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それが証拠に

2014年09月22日 04時22分01秒 | Weblog
さぶろう、お前たったそれしきが嬉しいのか?

はい、山から山鳩がさぶろうのところまで下りてきて鳴いているのが嬉しいのです。

さぶろう目当てに下りてきているのではあるまい。

いえ、たしかにさぶろう目当てでございます。

それが証拠にさぶろうがこんなにもよろこんで出迎えております。
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そんなにも身近だったのか

2014年09月22日 04時11分46秒 | Weblog
仏様の仏法とはそんなにも身近だったのか。そんなにも具体的具現だったのか。

はい、畑に黄色く丸いオクラの花が咲いております。これが仏様の仏法の具体的具現です。

これがやがてはさぶろうの胃袋に歩いて来て、さぶろうのお命さまになります。

これで今日もさぶろうのお命さまは仏様の仏法を聞くことがかないます。
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今日は何をよろこぶのか

2014年09月22日 04時03分40秒 | Weblog
如来大悲の大悲とは?

お慈悲のことです。如来さまの慈しみの心遣いのことです。さぶろうをよろこばそうというお心遣いです。

それがあんまりあんまり大きいので大悲とお呼びしているのです。

あんまりあんまり大きいので、さぶろうの小さな目ではよく見えて来ないのです。で、こころで受け止めるしかありません。

さぶろうをよろこばそうというお心遣い、それが如来さまの大悲の中身なのか?

はい、さぶろうにはこれで全部でございます。さぶろうは如来さまの大悲をよろこぶばかりで、それで全部でございます。

さぶろう、で、今日は如来大悲の何をよろこぶのか。

はい、さぶろうをよろこばそうとして高く高く澄み渡った秋の空をよろこびます。空を泳ぐ鰯雲をよろこびます。野原のススキの風をよろこびます。

そうか、それは嬉しかろうのう楽しかろうのう。
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確かにいただきました

2014年09月22日 03時34分29秒 | Weblog
如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべし。

「報ずべし、お返しすべし」とはどういうことか。

はい、それは虫の声を聞いていることでした。うっとりうっとり聞いていることでした。

なあんだ、そういことだったのか。

そんなことなら、さぶろうにだって簡単にできることなのでした。

仏様はお返しを求められたりなさいません。

大悲を届けようとなさっておられるだけです。

今夜の仏様の大悲は虫の声でありました。

さぶろうは、大悲の届け物をたしかにいただきました。
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だから嘘なんかではないのです

2014年09月22日 03時19分04秒 | Weblog
さぶろうは、今夜、仏様にハグをされました。あんまり気持ちがよくなって、こころが毬のように弾みました。こころの毬のころころころころの音が聞こえました。

仏様はハグをしたまま、耳許に、「さぶろうが大好き」と言いました。そうしたら、まるでお日様の光を浴びた雪だるまのように解けだして行きました。

その時、草藪のあたりでは秋の虫がりりりんりりるると鳴いていました。解けだした耳がこれを聞いていました。だから、嘘なんかではないのです。
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わかりましたよ。わかったんです。

2014年09月22日 02時47分08秒 | Weblog
わかりましたよ。ええ、わかったんです。

わたしを喜ばせているのがだれだか、とうとう突き止めたんです。

くすくすくすくす、くくくく、くくくく。精たちだったのです。ニンフたちだったのです。

ニンフ?

ええ、ええ。

あれはみんなわたしがこれまでに畑に蒔いた秋野菜の種たちだんです。青首大根さんだとか白首大根さんだとか蕪大根さんだとか、白菜さんだとか、人参さんだとか、ほうれん草さんだとか、です。

土の中に蒔かれたい蒔かれたい。水を飲みたい飲みたい。光を浴びたい浴びたい。風の中をそよぎたいそよぎたい。わたしはそういう種の精、つまりニンフたちの祈りをみんなことごとく聞き届けたのですから、彼らはうふふうふふをしたのです。そのご恩返しを実行していたのです。

そうしてあげるとそうなるのです。よろこばせてあげると、おんなじようによろこばせられるのです。小さな小さな野菜の種ですら、そうして返して来るのです。

わたしは間引き菜をおひたしにしたり、味噌汁の具にしたりしておいしくおいしくいただきました。
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さぶろうがよろこぶと

2014年09月22日 02時15分36秒 | Weblog
ぎっちょん。ぎっちょんぎっちょん。ぎっちょん。

わたしらはみんなあなたをよろこばせるのが大好きです。

くすくすくすくすくす。すくすくすくすくすく、くくくく。

昨日も今日もその通りにあなたがよろこんでくださったので、はい、わたしらみんなも嬉しくって嬉しくって。

さぶろうは、夢の中でこんな会話を聞いてしまった。たくさんの人たちが登場して、口々にそう言うのだった。

さぶろうはその人たちの間を練って歩いた。観客席ふうの階段を上って行くと、懐かしい顔ぶれにも出逢った。

もちろんさぶろうも嬉しくなって来て、バスの低音で思い切りよく歌い出した。拍手が鳴り響いた。で、今度は拍手をする人たちと次々にハグをした。

ぎっちょん。ぎっちょんぎっちょん。ぎっちょん。

くすくすくすくすくす。すくすくすくすくすく、くくくく。

にんまりにんまりにんまり。毬のように転げ回ったりもした。

さぶろうがよろこぶと実にこれだけたくさんの人たちが、ただそのためによろこんでいたのだった。
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