ええ
わたしは
その
あなたが
大好きなんですよ
言葉を一つ一つ噛みしめるように
訥弁でそういう声が響く
そういうのは
誰だ
振り返ってみると
高い高いイチイガシの木だった
ここは深い森
小径は腐葉土の匂い
僕は
わかったよ
ありがとう
と声に出して
手をふってやった
そしてその後
「僕だっておんなじだよ」
それを何度かつぶやいて
かさこそ歩いた
この星に来て
おたがいを生きて
そうして
好き合っているというのは
まんざら悪いことでもなさそうだった
わたしは
その
あなたが
大好きなんですよ
言葉を一つ一つ噛みしめるように
訥弁でそういう声が響く
そういうのは
誰だ
振り返ってみると
高い高いイチイガシの木だった
ここは深い森
小径は腐葉土の匂い
僕は
わかったよ
ありがとう
と声に出して
手をふってやった
そしてその後
「僕だっておんなじだよ」
それを何度かつぶやいて
かさこそ歩いた
この星に来て
おたがいを生きて
そうして
好き合っているというのは
まんざら悪いことでもなさそうだった