大分には、麦焼酎「いいちこ」がある。尊重して飲んだ。麦焼酎「二階堂」がある。尊重して飲んだ。お代わりお代わりして、尊重し過ぎた。でれでれ、とんつく。くん。ふうらふら。あとは寝るしかない。何にも出来ない。
別府明礬温泉の宿に到着した。3階の7.5畳の和室。連泊する。露天風呂が外の森の中にある。これは白濁した硫黄温泉。臭いが流れて来ている。花粉症マスクをしたままで入るのは気が進まない。スーパーから買ってきた伊予柑を1個まるごと食べる。これからひとり何をして過ごそう。稀勢の里休場の大相撲は見る気がしない。窓から外を見るとあちこちに白い湯煙が上がっているのが見える。杉山は視界には見えない。ならば、外湯が可能か。部屋の冷蔵庫に缶ビールを冷やした。湯上がりに飲もう。
高速道路の山田サービスエリアのレストラン。チャンポンは760円だった。お昼を食べた。おいしかった。レストランはカップルが多い。家族連れも多い。僕は違う。お供がいない。キジもついてこない。
これから別府温泉に行く。明礬の湯。白濁の硫黄分に惹かれる。3時前には到着するだろう。しばらく逗留したい。ゆっくりしていたい。いつもゆっくりはしているけど。気温は20℃を超えている。冬シャツは脱いだ。
お釈迦様がお亡くなりになったのは2月15日とされています。満月の日です。かっての仏教徒達は、その日を尊重していましたから、その日に自分も死んで行けたらと願っていたようです。お釈迦様は80歳で涅槃に入られました。
願はくば花の下にて春死なんその如月の望月のころ
これは西行さんの歌です。河内の弘川寺で詠まれたとされています。如月2月15日は陰暦です。陽暦ではそれよりも遅れますから、桜の花が咲く頃になっていたのでしょう。そしてその通りになられたようです。満月の夜だったようです。
河津桜が当地でも花開いたという記事と写真が新聞に載っていました。早く咲くサクラです。真っ赤に咲くサクラです。去年これを見に行きました。花の下で満月を眺めながら、お釈迦様を尊んで死を迎えられるなんて、ロマンチックですね。
西行さんは己の死ぬ日を決めて、徐々に食べ物飲み物を減らしていかれたのかもしれません。死ぬ日をこちらで決めて死ぬという死に方もあるのですね。
おはようございます。どういう人がわたしの書く「おでいげにおいでおいで」を読んで下さっているかはこちらには分かりませんが、朝の挨拶を致します。
おでいげは漢字で書くと淤泥華。淤泥に咲いている華、つまり泥の池に咲く蓮の華のことです。ですから、「おでいげにおいでおいで」は「池に咲く蓮の華を見にどうぞどうぞおいでください」というタイトルです。淤泥は泥の池、つまりわたしたちが暮らしている煩悩のこの世のことをも指しています。悲しみ苦しみのこの世のことを指しています。そこに根を下ろしていながら、しかも清らかな悟りの華を咲かせることができるという仏教の教えに基づいています。植物の蓮の華、ロータス・フラワーは夏に入る時期に見ることができます。当地も濠、クリーク、泥池が多いのであちこちで見ることができます。
このブログ「おでいげにおいでおいで」で「おでいげ」を咲かせられたらいいのですが、咲かせられないでいます。ごめんなさいね。で、ときおり、仏典をひもどいて、仏典に咲いているおでいげを紹介しようとしています。でも、わたしは悟りを開いていませんから、そうすることにとても難しさを感じています。ブログが、馥郁とした香りを嗅げるような一服の清涼飲料水とはなっていません。そういうときには外に出て、掘り割りに咲くほんもののロータスフラワーを見てくださいね。佐賀の県庁所在地には城の跡地を囲むようにして豊かな掘り割りが広がっています。
洗面所へ行って歯を磨いてきた。これですっきりした。この頃の歯磨き練りチューブはスッキリさせる仕掛けが強くしてあるようだ。口の苦味がとれた。夕食の後でちゃんと歯磨きはしているのに、朝までこの清涼感が保てない。口というところは臭いところだ。内臓の匂いが息に籠もっているのだろうか。ずいぶんと生臭い者も食べているからなあ。
午前4時半である。目が覚めた。喉がカラカラで苦い。歯磨きをし直さないといけないくらい。ペットボトルで水をグイイと飲む。落ち着く。糖尿病の症状か。食事制限をするように指導されているのに、そうしない。普通にしている。いいはずがなかろう。飲んではいけない日本酒もたっぷり飲む。これで死を早めても悔いはないというように。飲む楽しみの方を大事にしている。人は早かれ遅かれ死ぬ。免れることはない。などと太平楽を述べているが、いざというときには、足掻くことだろう。めそめそもするだろう。おろおろもするだろう。みっともないことだろう。
今日は3月13日、火曜日。後数時間で夜が明ける。昨日の外気温は18℃もあった。これならサイクリングもできそうだ。花粉症マスクをして。
わたしは蛾である。性の匂いのする方へ飛ぶ。それを誰にも知られたくない。月の夜を選んで、性の匂いのする方へ飛ぶ。星の夜を見定めて、性の匂いのする方へ飛ぶ。密かなるものこそは性の匂い。熱くして隠されたるものこそは性の匂い。滴して降り注ぐものこそは性の匂い。