<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

わたしを生きているのはわたしです

2018年11月04日 14時23分15秒 | Weblog

わたしを生きているのはわたしです。ほかのひとがわたしを生きることは出来ません。

嬉しく嬉しく嬉しく生きていいのです。わたしの思い通りでいいのです。

今日を嬉しく嬉しく嬉しく生きることにします。

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11月のわたしの詩 「寝物語」

2018年11月04日 13時46分04秒 | Weblog

「寝物語」               薬王華蔵

おしまいになると
はじまる
お婆の話は

もう一回をねだると
もう一回がはじまり
もう一回もおしまいになる

寝てしまうまでこの調子
寝てしまったら
その日の夜はふける
すやすやすやすやを
寝物語が引き受ける
こうして
こどもらはお婆に
寝るまでの短い間を預ける

なあにいっときのことさ
まもなく死ぬこの男が呟く
これで諦めをつける

生きて目が覚めている間は
この世の寝物語が続く
しんしんと更ける冬の夜の
冬の夜というお婆の
寝物語が続く

***

この詩は、今日の佐賀新聞読者文芸詩部門の3席に選ばれていた。貝原昭選で。嬉しい。

われらは、冬の夜というお婆(ばば)さまの寝物語を聞いて、とろりとろりと眠りに就いているのだ、生涯に亘って。

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