ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「ビューティフル」

2011-09-19 | 映画のお話
友人から「暗い話だけれど後味は悪くなかった」とメールをもらって
何とか時間を作って映画を観に走る!

バルセロナの闇社会に生きるウスバル。

体調の変化に病院を訪れたものの
あまりにも不器用な看護師の女性から注射器を取り上げ
自分で血液を採取する場面からいらだちがあふれてくる

あとわずかな余命の宣告を受けて
2人のまだ幼い子供たちと食卓を囲むシーンが
何度か登場するが愛情豊かな父親でしかない

場面がすすむうちに
やがてこころを病んで別居している妻との関係や
スペインの底辺に住み着いている
アフリカや中国の人々の
貧しい生活と危険な仕事
すれすれの暮らしや生きざまを知った

日本は何だかんだと言ったってのんびりだよねと
思ったら、被災地に住む私でも不謹慎だろうか・・・

でも真摯で心根の優しい彼だから
残される子どもたちの為に必死で毎日を生きて
静かに死んでゆく~

すごく凹むできごとがあって
ウツウツしているこの頃だけれど
自分の人生、毎日のささやかなくらし
しっかり見つめて精いっぱい生きていけないのかなって
自分を諭されるようなそんな作品だった

この作品でハビエル・バルデムはカンヌで男優賞受賞とのこと




コメント (2)
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