ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「ルース・エドガー」

2020-06-15 | 映画のお話
17歳、黒人の高校生ルース
オバマの再来と呼ばれ、誰からも称賛される彼はいったい何者なのか・・・
「完璧な優等生」か、それとも「恐ろしい怪物」なのか・・・

アフリカ、エリトリアで生まれた彼は幼くして戦場に駆り出された
生きるために言葉より先に銃の使い方を覚えたという過酷なトラウマがあった。
裕福な白人夫妻が養父母となり、自由の国アメリカで再出発したはずだった。
養父母も彼も長い時間をかけ苦労して克服した過去
スピーチが上手な何ともそつのない優等生の彼の姿が印象的だった
決して感情的にならない落ち着いた態度や物腰、話し方
そうしてどんな友人たちをも思いやる優しさ

彼に疑いを持った女教師は同じアフリカ系の黒人だったが
あるレポートを読んで優秀すぎる彼の裏にある別の顔を疑う

同じ黒人として、アメリカ社会の実態をよく知っているからだろうか・・・
彼女もどういう境遇だったのかと思いを馳せる場面が多かった
白か黒かというような考え方、自分の型にはめるやり方は生徒たちの反感をかっていた

アメリカ社会の現状は私にはわからない
でも、養母のエイミーの子どもを信じようと思う気持ちの動揺はよくわかる
最後まで信じ切ってほしかったが現実はそんなものだろう

第一完璧な高校生なんていない
ルースはまだ17歳の高校生なのだ
17年しか生きてきていないのだから
この年頃の子なら彼のやっていることはごく普通のことだと思う
青春のひとこまなのにみんなが型にはめようとして
がんじがらめだ
友人を思い、教師や養父母の期待を一身に背負い
よくやってきたものだ
どうか壊れないでいてほしい
顔をゆがませながら走ることはあっても乗り越えていってほしいと思った

7歳の時にアメリカへ渡ってきた彼が、養子となったことを機に、改名したというスピーチが全てを物語っている
「僕の元の名前は発音が難しく、母はどうしても名前を言うことができませんでした。それで父が“名前を変えよう”と。
それが“ルース”。光という意味です」

ルースはずっと輝けるのだろうか

















コメント
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