ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

サンダーロード

2020-08-04 | 映画のお話
2016年サンダンス映画祭が熱狂したワンカット12分の短編グランプリ受賞作『Thunder Road』から奇跡の長編が誕生
監督・脚本・編集・音楽・主演:ジム・カミングス
との見出し

母の葬儀で踊りだした不器用で憎めない男のおかしくも心温まる
涙のサンダーロードムービーとのふれこみ

母の葬儀でのあいさつのシーンから始まるのだが、
ポケットに手を突っ込んだジミーの挙動不審さにもはやあきてしまいそうになる
(この映画、失敗したかなあ)との思いが一瞬かけめぐったが何とか最後まで見終えた。

妻とは別居中。
仕事も失敗続き。
挙句の果てに娘の親権まで奪われてしまう
親友の紹介してくれた高額な弁護士を雇う為に売り払ったのは
母の大切な形見のバレー教室

大切なものを次々と失っていくジミーのドタバタが哀しいが不快感がつのる
情緒不安定で衝動的で
感情の高ぶりと共に何をやっているのかわからなくなる様はどうもついていけない
時たま、ふっと笑えるようなシーンがいくつかあり救われながらついてゆく

こういうのは私の一番苦手なタイプ・・・
でも、心の純粋さは伝わってくるからいたいけなのだが・・・
悲しくてやりきれない思い、どうしようもない運の悪さ
じっとしていられない自分のさがへの後悔が永遠に続くのかと思ったのだが・・・
彼のこのエネルギーがただただうらやましかった

ホント、元気だよね
まだまだ若いのだからやり直せる
見守ってくれる親友もいるし、子供とはなれるのは今だけだよ
いつか笑って会えるはずと教えてあげようと思っていたら
震える娘をしっかりといだくことができた

人生なんてこんなもんだよね、きっと

コメント
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