ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「クローブヒッチ・キラー」  THE CLOVEHITCH KILLER

2021-06-29 | 映画のお話
衝撃のサスペンスの売りだがさほどでもない感じだ。
父に疑問を抱き突き止めていく勇気は若さゆえかもしれない。

殺人鬼が叔父であってほしいと私は祈ったがそうはいかなかった。

それでも小さな町での家族や自分の将来を守るために
どっぷりと暗い闇の中に足を踏み入れざるを得なかった現実

果たして、これからもうまくいくのだろうか
不安と後悔の中で自分を奮い立たせながらどんなふうに成長していくのだろう
少年の将来を思うと切なくなってしまう

母を事件で殺された少女カッシの気持ちもよくわからない
冷静で淡々としているようで何か不思議な気がする

最後まで善人ぶる父親の言動が恐ろしかった
どんなに年月が経ち、幸せな家庭を持っていても
殺人鬼の本性は変わらないのだと改めて思った
父親の生い立ちはどんなだったのだろう
便利屋という職業にたどり着いたのも何かあるのだろうか

誰も親を選べないこの世界で
運命に翻弄された人たちがたくさんいるはずだ

事故で表情のない車いすの叔父は真実を知っているのだろうか
謎が謎のままのこり
暗澹とした気持ちのまま観終えた。



コメント
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