ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

ラ・クロンヌ・ドル (La Couronne D'or)

2023-02-19 | 美味しかったぁ~
映画を観終えて、目星をつけていたレストランの前に来ると
あれれ、まだ、プレートが出ていない。

ガラス越しに掃除をしている姿が見え
表に出てきたタイミングで伺うと
「12時からです。お待ちしています」とのこと・・・

まだ、30分近くあるなあ、どうしようかなあと
ランチもやっていたケーキ屋さんを思い出す。
ちょっと覗いて戻ってきたら ちょうどかも~
と思って歩き出します。
coopの裏から抜けるとありました~
お向かいのケーキ屋さんのランチは
お得にケーキが付けられるからたまりません。
やっぱり魅力に惹かれて
疲れてしまったのでとか言っちゃって
ケーキ屋さんでランチです。

本日のプレートはシーフードピラフ1200円也
ドリンク付きです。
そして、プラス200円でケーキが選べるのです。

本日はショコラケーキ・マロンムース・プリンから
お好きなものをということで
お紅茶とマロンムースを食後にお願いしました。
先客は3組ほど・・・
でもすぐに埋まってしまいました。
カウンター席もあるのですね。

お皿にはトマトやレタスやきゅうり、サラダ菜のサラダ
小さめチキンソテーふた切れ程に
さやいんげんと、 セロリではなく 
食感と甘さはブロッコリーの茎のような感じのお野菜
フェンネルほど特徴はないので
カリフラワーの茎部分かもなどとひとり思案しながら

優しい味わいの紫キャベツのマリネと
ニンジンやキャベツや白菜、やはり先ほどの根菜様などのピクルス
と盛りだくさんにのっています。

そしてメインのピラフは
海老やホタテやイカやあさりなど具材がいっぱい散りばめられ
さやいんげんやニンジンなどのお野菜も盛りだくさんに混ぜ込まれていて豪華絢爛
ご飯はちょっとやわらかめですが食べやすいです。

そしてお待ちかねの
お紅茶もマロンムースも本当に美味しいこと!!

おいくらのケーキだったのかしら~などと思いながら
ショーケースの中のお値段は確認せずに退散

カレーやサンドイッチ、ハッシュドビーフは1000円以下のお値段でしたので
ケーキを付けたら本当にコスパが良すぎて困っちゃうくらい

パスタ好きとしては一度パスタも食べてみたいし

友人とのランチにお勧めしたいような内緒にしたいような複雑さです。


 
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コンパートメントNo.6

2023-02-19 | 映画のお話
フィンランド映画、
カンヌ映画祭でグランプリ他 世界中で17もの賞を受けているらしい

「コンパートメントNo.6」は 
ムルマンスクへ向かう寝台列車6号室のこと
そしてムルマンスクはロシアにある世界最北端の駅

季節は冬
ロシアの寒々しい冬景色がどこまでも続いていて
モノクロにちょっぴり青色を差し込んだような雰囲気で
ずうっと暗くて寂しい同じような風景

列車は モスクワからサンクトペテルブルクへ、
ペテロザボーツクで駅に停泊し、
そしてブルマンツクに向かう

時代も少しさかのぼっていて何だか懐かしい1990年代
公衆電話から電話するシーンやたばこを吸うシーンが
旅のまにまに差し込まれている。

寝台車、食堂車、たばこの煙、ハンディカメラにカセットテープ
極寒の中を走る旧型の車、不安になりそうな舟
鉱石を採掘する工事現場 猛吹雪

一見、不愛想なロシア人たち、
酔っぱらった若い労働者風の男リョーハも
女車掌もつっけんどんで
寂しい旅がますます最悪になりそうになるけれど

でも、本当は優しいのだ
旅の中で出会うロシア人たちはみな心優しかった
機械が壊れていて その都度、女車掌からもらうお茶のように

得体のしれないフィンランド人の男は
親切のお礼どころか、彼女の思い出の映像の入った高価なカメラを持ち去ってしまう

カメラにある思い出より、リョーハと訪れたペトログリフ
猛吹雪の中で過ごした時間こそが
カメラに収められているより、ずっと心に残して置ける本当の旅の思い出になった
やっぱりカメラなんかいらなかったのだ
最期にはじゃれあうふたりの姿に心が温かくなる

二人のその時々の心の動きや機微が表情や目の色合いや動きに現れている
言葉がなくても分かるような作品だった

「愛してる」というフィンランド語を聞かれて教えた
「ハイスタ・ヴィットゥ(くたばれ)」という言葉
それは結局 
どんな言葉でさえ、愛しているという意味になってしまったのだろう

最悪最愛の相手リョーハ役はロシア人俳優
ラウラの恋人役もロシア人俳優だが 今二人はどうしているのだろう・・・

ロシアとフィンランドは国境が長く接する隣国だ
かつてのロシアから独立しながらも
ソ連時代に何度も侵略を受けたフィンランドとの関係は 
今はと 思いを巡らせる作品だった。










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