ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「フェイブルマンズ」

2023-03-17 | 映画のお話
監督も脚本もあのスピルバーグ
そうして、内容も彼の自伝的作品らしい。
幼少期から青年期までの両親や家族との記憶が映画になった。

こんな風にして育ったから今のスピルバーグがいる・・・
そうして1946年生まれの彼はもう75歳なのだなあと改めて思った。

彼がユダヤ人だと初めて知った。
「シンドラーのリスト」は観たけれど・・・

有名な監督で、今や超セレブらしいが
ヒット作を次々と出すすごい人というだけで
作品ばかりが私には蓄積され、監督には思いが及ばなかった

ジョーズ・未知との遭遇・ETは別として
カラーパープルやA.I、マイノリティ・リポートも
スピルバーグの作品だったことに今頃気づいたのだ。

母の全身全霊の愛情のボリュームに圧倒された。
ピアニストで感受性が強く、繊細な母の元で
少年が大人になっていく姿が頼もしかった。

ビーチで遊ぶ学校の行事の撮影を任されたサミーは
執拗ないじめにあったふたりの姿を編集して映し出す。
一人はかっこよく活躍するヒーローのように
そしてもう一人はみっともない姿ばかりを・・・
思い出の記録ではなくなった映像の変化で
ふたりはそれぞれにしっぺ返しを食らうことになる。

映像が人々に与える影響の大きさ、恐ろしさのようなものを
サミーはもう知っていたのだろう。

三人の妹と父と母
それでも両親のすれ違いに気づくまでは
裕福で恵まれた家庭環境の中で
自由奔放に育った方だと思うのだが
 
随分と長生きだった両親が亡くなって
やっとこの作品を作ることができたのだろうか






コメント
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