てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

介護保険法の改正

2005-10-20 20:50:39 | 健康と医学
 お袋がアルツハイマーを発症したのは平成2年9月、67歳の時。進行が緩やかだったので8年間は何とか在宅で看護した。
 平成5年4月には親父が75歳で亡くなったが、その前1年間は手術の後遺症で認知症がつき、同時に二人のボケ老人を抱えて大変だった。
 しかし、お袋の痴呆の進行とともに手に余るようになり、平成10年4月からは介護老人保険施設に世話になり7年が経過した。現在は「要介護4」で息子はもとより孫の識別もできなくて、一番手を煩わせた家内だけはかすかに感じているようだ。

 この度の介護保険法の改正に伴い、平成17年10月から「施設の居住費(滞在費)と食費が介護保険の対象から外され自己負担分」となる。
 理由は同じ要介護状態の人でも、在宅者と施設入居者の費用負担におよそ2倍程度の差が生じており、この不均衡を是正するためと聞き納得。
 お袋のケースに当てはめると、これまで自己負担の月額は約62,000円だったものが、プラス約30,000円となる。会社を辞めて仕事に就いてない私にとっては手痛い出費だが、在宅で看られる状態ではないので致し方ない。
 日本は世界に冠たる長寿国で結構なことだが、それも心身ともに健やかであってのこと。

コメント
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