てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

花まつりでの奇跡劇

2011-04-08 20:12:00 | 暮らしと生活
 「春に3日の晴れなし」の諺どおり、今日は生憎の花散らしの無情の雨となった。釈迦誕生日とされる4月8日は、各地のお寺で「花まつり」が行われたことだろう。

 わが旦那寺が属する岡山市仏教会(97カ寺加盟)主催の花まつりが、後楽園鶴鳴館において開かれた。初めて参拝した花まつりはこちら
 東日本大震災で様々な催しが自粛ムードにあるので参拝を逡巡していたのだが、昨年の花まつりを欠席していたこともあり、思い切って参拝してきた。

 先ず参拝者一同で般若心経を唱えて、大震災による犠牲者の方々を追悼した後、法要に入った。住職らが読経する中、花で飾った花御堂に安置したお釈迦さまの誕生仏に甘茶をそそいで灌仏をした。

 続いて常慶寺住職・柳川穆宗(ぼくじゅう)和尚による有難い法話を承った。
 「空也上人の時代、箸にも棒にも掛からないながら宗教界を牛耳る某大納言から頼まれ、無理矢理極楽への引導した。ところが後から、あの世より手紙が来て、大納言の閻魔帳を調べたらとても極楽へやれるような輩ではない。今回は住職のたっての願いに応じたが、以後はコネは慎むようにとあった。=死に際に慌てぬように日頃から善政を施しておけ=」とのこと。
 続いて余興として岡山大学落研による二席があった。

 そして恒例のくじ引きで花まつりを締め括った。日頃、くじ運には疎い我々なので半分諦めムードで臨んだが、なんと私は3等(50本)を、そして家内は見事1等(5本=柳川住職の額入り色紙)を射止めた。それというのも最前列に陣取っていた同じ寺総代をしているS村さんの奥さんが、箱の中のカードから引き当ててくださった1枚。そのS村さんは昨年の1等(寅の色紙)当選者として先程紹介されたばかり。まさにちょっとした奇跡劇が起こり、滅多にお目にかかれぬ幸運を手繰り寄せる一幕だった。
 こいつぁ、春から縁起がいいわい!


花まつり参拝者

花まつり参拝者

代表による灌仏

次々と灌仏

柳川住職の額入り色紙
コメント (2)
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