てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

急場凌ぎの萬金油

2011-04-09 13:11:00 | 健康と医学


 昨年11月のこと、両手の甲に湿疹が出来、掛り付けのW辺皮膚科医院で処方されたステロイドホルモン剤「サイベース軟膏」と抗アレルギー薬「エピナジオン錠」で治まった。

 ところがここ1カ月ほど前から、今度は脚や腕に強い痒みが起きるようになった。特に入浴後など身体が温まったときには覿面で、一度掻きだすとあっという間に拡がり、血が滲むほど掻きむしる羽目になる。やがて痒みは四肢から、脚の付け根、背中と全身へ拡がり、最近では顔面にまで及ぶようになった。

 医者から貰っていた薬が済んだので、ツアコンをしていた弟の香港土産「虎標萬金油(タイガーバーム)」を薬箱から引っ張り出し塗っていた。試してないが同じく似たような薬で香港土産の「百合油(LILY OIL)」も手元にある。

 萬金油は、昔からアジアを中心とした多くの国々で、極めて汎用性の広い家庭常備薬として有名で、効能書きでは「肩こり、筋肉痛、ねんざ、リウマチ、虫刺され、かゆみ、腰痛、頭痛など」何にでも良く効く万能薬。なるほど成分にメントールが含有されているので、付けた途端にスーとした清涼感がありたまらない。一時的に痒みは治まり、いわば麻酔のような効果で急場凌ぎにはなる。

 ただ、一向に症状が改善に向かわないので、とうとうW辺皮膚科医院を再訪した。おずおずと萬金油のことを話すと、笑いながら先生は「いわゆるマンキンタンのことですから・・・」といいつつ、やおらデジカメを取り出し萬金油のラベルと中身を写真に収めた。
 そして患部をちらっと診ただけで病名も告げず、いつものようにサイベース軟膏、顔用にロコイド軟膏、エピナジオン錠を出すといわれた。皮膚が乾燥するのが原因でしょうか?の私の一声で保湿剤「パスタロンローション」を追加処方された。

 帰宅してネットで調べると、どうやら症状からして「(老人性)皮膚掻痒症」のようだ。持病の糖尿病なども一因しているのかも知れないが、またしても「老人性」を関する病状を発症した。やれやれ年はとりたくないものだ。
コメント (4)
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