てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

ALWAYS 後追い

2011-04-03 23:22:00 | 舞台、ライブ
 今朝の朝刊を広げると一番に映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ第3弾のロケが2日、西大寺の中福商店街で行われたとの記事が飛び込んできた。
 同映画の熱烈なファンを自認する私としては居ても立っても居られず、ひょっとして今日もロケがあるやもしれないとの希望的観測を抱きつつ現地へ急行した。家内は、万が一にも通行人の役でエキストラ出演要請があった時のことを想定して普段はしないマスカラまでつけて。(これは冗談) 実にミーハーな夫婦である。

 ところが駆けつけた現場では、八王子や品川ナンバーの車を横付けして、ロケの後片付けの真っ最中。舞台設定は東京オリンピックが開かれた1964年の下町の様子を再現ということで路面のタイルを剥がしての撮影だったため、今日はスタッフ総がかりで復元していた。
 スタッフの一人に尋ねると「ロケは昨日一日だけで、吉岡秀隆さん達は既に引き揚げました」とのつれない返事。

 残念がる暇もなく、後追いついでにその足で倉敷へ取って返した。第1作で一平と淳之介が淳之介の母和子に会いに行くも静夫に追い返されたシーンを撮った藤戸寺の傍にある藤戸饅頭本舗を訪ねた。せっかくなので同本舗で売られている「藤戸饅頭」を求め、沙羅の花でも有名な藤戸寺の境内で美味しく頂いた。藤戸饅頭のルーツは古く源平の合戦の時代まで遡り、その味は滑らかなこしあんの餡玉を、薄皮で包んだ上品な酒饅頭である。余談ながら岡山名物でかの内田百間(「間」は正しくは「門」の中が「月」)も愛した大手まんぢゅう」と似ている。

 ここぞという時によくタイミングを失する私のこと、「ALWAYS・・・」だからという訳でもあるまいが、またまたロケ見学の好機を逸してしまった。来年1月に予定の封切こそは見逃せない。今作は映像を立体的に見せる3Dカメラを使用しているとかで、今から正月の楽しみが一つ増えその日が待望される。

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西大寺五福通り商店街

西大寺五福通り商店街

西大寺五福通り商店街

一日限りのロケ後タイルを復元中

植木鉢も元へ戻す
西大寺五福通り商店街界隈の写真はこちら(2009/11/8)


藤戸寺の塀越しに望める藤戸饅頭本舗

藤戸寺の境内

途中で見つけた三分咲きの桜
コメント (8)
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