てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

合縁奇縁

2011-04-20 17:15:00 | ビジネスと社会
 先日の寺総代研修の席で、住職から「寺の防災管理を任せていた人が2年前に亡くなって以来、後任者が決まらぬまま御座なりになっており懸念している。誰か適任業者を知らないか」と相談を持ちかけられた。

 そこで私が学生時代に4年間、縁あってアルバイトでお世話になった㈱S防災を紹介することになった。
 昨日、S社長を同行して安養寺を訪ね引き合わせた。序でながらその足で、住職の案内の下、寺院内に設置してある消火器と火災警報機の点検をして回った。こうしてS社長と一緒に仕事をした40数年前にを思い出しながら・・・。早々に見積り書を提出し、5月8日の総代会に諮ることにした。

 一件落着したところで、S社長には拙宅へは随分久しぶりとなるので寄って頂き、昼食を共にし積もる昔話に花を咲かせた。
 私より一回り年上で、年の離れた弟のように可愛がってもらい、家族ぐるみのお付合いをさせて頂いた。仕事がハネてからは、当時お互いの趣味であった「8㍉映画」の編集作業が深夜に及び、そのまま泊めて頂いたことも度々あった。
 アルバイトに出始めてすぐに、仕事で運転中に出会い頭に自転車の母子と接触事故を起こしたことがある。幸い双方にケガもなく大事には至らなかったが、見舞いにお宅(鍼灸院)を訪ねると、奇遇にもうちの遠縁にあたることが判明。それを機に腰痛の持病があったS社長は、その鍼灸院の常連さんとなり、いまでも付き合いが続いている。ただ、当時の院長は、若くして他界し、今は(私と接触事故を起こした相手である)息子が医院を継いでいる。

 私が社会人となってからは、Sさん家族とも滅多に顔を合わすこともなく、せいぜい年賀状の遣り取りをする程度であった。
 それがこの度の寺総代研修がきっかけで二人を引き合わせてくださった。人生それぞれが、どこかでつながっているということ。合縁奇縁とはいうけれど、こんな再会の仕方もあるんだなあ、としみじみと感じ入っている。
コメント (2)
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