先月の山陽新聞前打ち報道で、鈴木麻衣音さんのピアノ・リサイタルを知った女房が、「中学校の同級生の孫(のよう)なので、何としても鑑賞したい」というから、義父母の墓参りの序に少し足を延ばした。
ピアノに少しだけ心得のある女房は鶴首してこの日を待ち詫び、演奏者の運指が見える絶好のポジションで終始熱心に聴き入っていた。
幕間には地元CATVのインタビューを受ける一幕も。
それがきっかけで前列の年配のご仁に話しかけられた際、祖父のことをお尋ねすると、女房よりも5歳ほど年上で、どうやら同姓同名の別人のようだ。
せっかくのプログラムなれど、小生には難易度が高く退屈だったが、最後には大好きな「ショパンの幻想即興曲」でアンコールに応えてくださった。
続けて鈴木さんにとって第二の故郷の皆様へ感謝の気持ちを込めてと「ふるさと」を弾いてくださり、中座しなくてよかった。
大切にしている諺のひとつに「袖振り合うも他生の縁」がありますが、まさに奇しき縁を彷彿させるお話に感動しました。
このように人と人の巡りあわせは、何処かで繋がっているということですね。
鳥取で生まれ育った鈴木さんですが、祖父母の居住地である岡山への思い入れ深く、2009年、2011年、2013年、2015年そして今回の2024年と、都合5回も岡山・美作市でコンサートを開催されました。
トリで演奏された「ふるさと」の選曲に、彼女のすべての思いが込められていると感じました。
今、私の通うヴォーカル教室のピアノ伴奏をして下さっている先生は、北先生という方で(昨秋より)、国立音大のピアノ科をやはり優秀な成績で今春卒業して、今は何と、鈴木さんと同じ大学院の修士課程で学んでいらっしゃいます。
3月の国立音大の卒業記念コンサート🎶には、お二人とも同じ日程のグループで、演奏されたとの情報がネットにありました。
奥様の熱い思い?😊のおかげで、何だか色々な繋がりがわかり、とてもうれしい思いです。
東京でもこれから、お二人コンサートなどの出演機会が多くなると思います。
鈴木さんのピアノ演奏も機会があれば聴いてみたいです。
国立音大は東京以外の出身の学生さんがとても多いです。でも、皆さん、いつも故郷を思い大事にされてます。地元に応援して下さる方々があってこそですね。
ところで、奥様の「演奏者の運指のよく見える席に…」のこと、本当によくわかります。私もそうです。
できるだけ前の、鍵盤側に座ります。🙆
ちなみに、国立音大は自転車で15分ほどのところにあります。🚲
仰せの通りです。
女房は、友が引き合わせてくれた縁で、素晴らしいコンサートに巡り合えたと甚く感激しておりました。