てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

他流試合

2012-03-18 18:58:00 | 舞台、ライブ
 岡山市内で刮目に値するギター教室のひとつに中林淳眞ギター教室があり、今日はその「第60回60周年研究発表演奏会」だったのでのぞかせて頂いた。ここ数年のうち一昨年が所用で飛んだが、あとは欠かさず出席している。

 生憎と中林淳眞先生は体調を崩しておられ、メッセージが代読される中で、生徒さん17人が日頃の練習の成果を存分に発揮され、同じギターを志す者として大いに参考になった。ギター練習の基本の一つに「スケール(音階)」があるが、私の場合ローポジションはさておき、未だにハイポジション・スケールが苦手なので、運指面でも勉強になった。
 皆さんの演奏にあわせて、当方も心の中で懸命に弾いた。いうならば他流試合の境地である。

 終盤に佐藤潔さんによる「アルハンブラの思い出」の演奏に目が釘付けとなった。この曲に取り組まれて4カ月というのに、音の粒を揃えて弾かれ見事にトレモロを表現された。曲の最後でちょっと躓かれたがこれなどご愛嬌。

 全く余談ながら、帰宅した所へ孫娘がサプライズプレゼントを届けてくれた。かねてから欲しいと思っていた調理用デジタル「スケール」である。先日来、ホームベーカリーで材料を配合する際、メガネをはずしたり掛けたりして四苦八苦する姿をみて思いついたそうだ。これなら大きな文字で数値を表示するから使い易い。これに肖りギターの「スケール」も腕を上げたいものだ。

【関連記事】
2006/4/23 中林淳真ギター教室発表会
2006/10/20 語りべギターコンサート
2008/7/21 音楽教室発表会
2009/3/29 中林淳真ギター教室発表会


今までのスケールと、新鋭のデジタルスケール(右)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画づけ

2012-03-17 09:04:00 | 舞台、ライブ
 封切になった映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64 』だが、映画館へ足を運ぶべきか否かで未だに迷っている。そのくせ上映時間と座席状況だけは常にチェックしている。時化た話だが「夫婦50割引」を使えば2,000円で済むのだか、いずれDVDリリースを待てば更に安い1/4料金で済むからに他ならない。

 数日前の夕刊文化面のレヴュー海外映画編で、ケーリー・グラントについて語られていた。これに惹かれて彼の代表作『赤ちゃん教育』(1938年)、『汚名』(1946年)、『泥棒成金』(1954年)、『北北西に進路を取れ』(1959年)、『シャレード』(1963年)をレンタルしてきた。

 そして今日は『ALWAYS・・・』への気を紛らわすために、朝からDVDを片っ端に観て気付けば午後11時を回っていた。TVのスイッチを切ろうとすると日本映画専門チャンネルで『お葬式』(1984年)が始まったばかり。もう遅くいつもなら“白河夜船”なのだが、サタデーナイトでもあり「まぁいっか!」と、ついつい懐かしさが募り引き込まれるように最後まで見入ってしまった。午前様は久し振りのこと。

 岡山出身の映画評論家・故水野晴郎さんの言葉を借りるまでもなく「(洋画邦画を問わず)いやぁ、映画って本当にいいもんですね~」。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思わぬ誤算

2012-03-14 19:35:00 | 健康と医学
 これまで様々なダイエットに取り組み、最後に辿り着いたのが岡田斗司夫氏が提唱する「レコーディング・ダイエットのススメ」である。その時のブログ記事はこちら。このダイエット法は、口にしたものを時間とともにメモすることに尽きる。これに伴い摂取カロリーのコントロールに繋がる。

 これが奏効し2年間でピーク時に比して5kgの減量に成功した。ところがここ半年間は頭打ちとなり、それどころかややもすればジリ高の傾向にある。
 ホームドクターから糖尿病と睡眠時無呼吸症候群の改善、不整脈予防の上から最低でも更に10㎏の減量が必要、そのためには1日の摂取カロリー2割カットを申し渡されている。

 これまで精一杯カロリーコントロールを心掛けているにも拘らず、何故減量が停滞したのか不思議でならなかった。
 そこへもってきて先般のホームベーカリーの購入。材料の強力小麦粉にご飯を混ぜる際に、きっちりと計量したところ、今まで茶碗1杯の量を150g(250kcal)と思い込んでいたが、実は200g(333㎏)あった。明かに83kcalもの大誤算があった。基本的に昼と晩は、ご飯を食べるので1日に166kalものオーバーカロリーであった。私の基礎代謝量1,395 kcalの1割強に匹敵するのでこの数値は侮れない。これで明日からダイエット挑戦へ仕切り直しだ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カフェインの離脱症状?

2012-03-12 17:34:00 | 健康と医学
 珈琲絶ちをして4日になる。その間、原点に戻り「白湯」に始まって「ココア」にしたり、「紅茶やハーブティー」に替えてみるのだがどれも物足りなくて、気分が落ち着かない。

 そうこうする内に後頭部に軽い片頭痛を伴いだしたので、気になってWikipediaで調べたら「一日に300mg以上(コーヒー3杯に相当)のカフェインを常用する人には、「カフェイン禁断頭痛」と呼ばれる一種の禁断症状が現れることがある。これは最後のカフェイン摂取から24時間以上経過すると偏頭痛様の症状が現れるものである。」とあった。
 聞けば家内も私と同時にコーヒーを止めて丸1日経った頃、右側頭部が痛くなったが、丁度来客があったので一緒にコーヒーを一杯飲んだらすっ~と頭痛が止まった。以後はどうも頭が重く、疲労感があるという。

 suzieさんから「カフェインが問題でしたら、ノンカフェイン(デカフェ)という手もあります。あまりストレスを感じることなく、健康維持に励まれますように。」との嬉しいアドバイスを賜り、あちこちのスーパーのコーヒー売場を探すのだが何処にも見当たらない。
 ヤフってみると「スタバで“デカフェ”と注文すれば10分くらい待ちますが、ドリップしたてが飲めますよ。たしかカフェイン99%カットだったはず。」とあるが、やはり居ながらにして飲みたいものだ。

 かくなる上はネットでデカフェを探すしかないのだが、ここで新たな疑問が頭をもたげてきた。①禁断症状から脱することができるか? ②味はどうなのか?
 いっそのことこれを機に、コーヒーを止められるものなら完全に止め、薬理作用のあるもの(カフェイン)に頼らない健康的な生活の習慣づけで、カフェイン中毒から脱却をめざすとするか。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

37年ぶりの再会

2012-03-11 12:35:00 | 健康と医学
 今朝の山陽新聞読者のページ「集い」欄に懐かしいS本氏の名前を見つけた。37年余ぶりであり、あの頃のことが走馬灯のように蘇った。

 入社4年目の秋、25歳の若さで「寺の病」を患い、43日間入院治療をする羽目になった。この間の闘病記は『ヘモ日記』として残しているので記憶は定かである。当時家内は三男を宿しており、大きな腹を抱え長男と次男の手を引いて毎日見舞ってくれた。

 軍医あがりのO先生は、凡そ医者らしからぬ型破りな方で、「病院」を「村」に見立てて、患者の中から入院歴に応じて村長、助役以下役員に任命し自治会運営していた。術後のガーゼ交換には痛みが伴うので、役員が交代で付き添い励まし合った。

 夜の回診後にはO先生を囲んで人垣ができ、先生の社会時評を拝聴した。ある時には、私に向かって「君は(背が)高いなぁ。戦争中でなくてよかった。タマの当たる率がそれだけ高い。但し、宇宙船に乗る時は一番後だ」などと気さくに冗談を飛ばされた。
 また、定期的にセミナーを開いて、手術シーンを収めた8㍉の映写をしたり、膨大なレコードライブラリーの中から名盤を聴かせてくださった。当時映画『かもめのジョナサン』が大ヒットしており、ニール・ダイアモンドの劇中歌などは退院してすぐにレコードを買い求めたほど。

 43日の入院生活を無為に終わらせてはならじと一念発起して、やがて(3カ月後に)生まれてくる三男が日本語をマスターするのと競う意味で、リンガフォン・フランス語のテープを持ち込んで挑戦した。このレースは後にあっけなく負かされた。

 冒頭のS本氏は、私の直前に手術を受けるはずだったが、極度の緊張から血圧が上昇、そして一気に下がりはじめ顔面蒼白、失神して酸素吸入などで手術は不能となった。
 そのS本氏は偶然にも家内と中国郵政研究所の初等部、中等部を通じての同窓と分かった。なんという奇遇と家内と顔を見合わせた。以来37年ぶりに紙面上での再会である。

<script language="JavaScript" src="http://www.magicalmaker.com/js/mm.js.php?upwh=861590-1331437168-479-260"></script>
2012年(平成24年)3月11日付山陽新聞より
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする