見た目や思い込みというのはコワイものです。例えばコウモリと聞くだけで闇の中にうごめく気持ち悪い存在というイメージが刷り込まれていて、とっさに「イヤだ」と感じてしまいませんか。
コウモリが吸血鬼のイメージで登場するのは西洋の文化で、東洋にはもともと、コウモリに対する悪魔的なイメージありません。中国でしたか、むしろ福をもたらすともされているとか。
実際のコウモリは特に悪いことはせず、羽根を持ったほ乳類としてなかなか愛嬌のある顔をしています。
高校生の時、親戚の家の居間にコウモリが迷い込み、体験のないわたしたちティーンズは大騒ぎしました。その時聞いたのは、「闇の中ではちゃんと見えてる子なので、暗くさえしてあげれば勝手に逃げていくから」。電気を消すと、すぐに出ていきました。
闇の中でも見えるなんて、今から思えば何ともホーリーな子です。悪に呑み込まれなくてすみますものね。ちなみにそれは、超音波を発信して障害物をとっさに回避できるからだそうです。聖霊の超音波発信器、ほしいですね。
この話をFacebookでしたら、日本には「黄金バット」という正義の身方がいると思い出させてくださった方があります。超音波で正しいものを観ているのかしら(笑)