
使徒パウロの書簡の朗読が続く最近の典礼です。
他者だけではなく自分も罪の弱さを持っていると自覚するのは、なかなか難しいことです。パウロは謙遜で、自分のしたことを認め、だから「一番小さな者」であると言います。
謙虚になることと卑屈になることとは違います。神さまに愛され、赦され、弱くても信頼されている喜びを素直に受け止めて、毎日を過ごしたいですね。

☆今日の朗読箇所:コリントの信徒への手紙第1 15章1-11節より抜粋☆
「キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり3日目に復活したこと、(略)その後12人に現れたことです。そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。(中略)わたしは、神の教会を迫害したのですから、使徒たちの中でもいちばん小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です。」