老人性転倒記念日

2012-03-27 09:40:57 | タナカ君的日常
 随分明るくなるのが早まった今でも、まだ暗い4時少し前、新聞到着の音を聞き、配達された新聞を取るのと、 夜中に一度の尿意に対処すべく立ち上がろうとした。

 まずは蛍光灯から垂れ下がった紐を探すべく、寝たままの姿勢で腕を伸ばして手の届く範囲の上空に有るはずのそれを探し出す。 そして照明を点けて室内を明るくする。

それから「よっこらしょ!」と何に捉まるでもなく立ち上がる。 普段はこれでOK。


 それが昨晩は何故か寝床のシーツが滑った様な感覚と共にバランスが崩れた。 体勢を立て直すべく、近くの半開きになっていた押入れの襖の木枠を咄嗟に掴んだ。

 そこまでは良かったのだが、 掴んだ襖に掛かる腕の力は襖を滑らす方向であったらしく、 襖が動き出してしまった。 だから崩れたバランスを回復出来ないまま後方に尻餅をついてしまいました。  転んだ場所は柔らかな布団の上だったし、頭を打つ事も無かったから別に怪我することもなく無事に済みました。

 年寄りが寝たきりになる切っ掛けの一つに、転んで怪我をするのが大きなウエートを持つと聞いている。 夜中にこんな転び方したのは始めてのこと。 「やばいなー、これからは何かに掴まりながら立ち上がる習慣を付けるかな・・・」と想いつつ、小便を済ませ、朝刊を取って寝床に戻ってきましたよ。

 そんな事があったから3月26日は「老人性転倒記念日」にしましょうか。
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