岩手県庁近くの駐車場で

2018-02-13 19:10:00 | タナカ君的日常
 先の東北地方の温泉巡りの旅の最終日、 盛岡市の中央通りに面した岩手県庁近くで大きな駐車場を経営する昔の職場の仲間に会って来た。 その知人は言語学者あるいは探偵小説の主人公としても有名な人物・Kと同姓で、 駐車場の名前もズバリ、 その名前を冠している。

 僕と同じ会社だが、異なる業種の顧客向けの製品を扱う部署で部長職以上の地位に居たK君、まだ50代の内に会社を退職して家業を継ぐために盛岡市に戻って行ったのだった。 それから10数年以上も経過しているのだから、ひょっこり訪ねて行って良いものか若干の迷いは有ったけれど、東北への旅行へ出発直前に電話連絡してみたら、 僕の旅が盛岡で終わる日に、 予定を空けて待ってて呉れると言うので立ち寄ったのだ。

 奥様も同席しての茶飲み話では奥さんの口からは「海外旅行にも行きたい気持ちは有るのだけれど、一泊二日以上の旅などした事が無い」 そんな日常生活への不満が漏れた。

 なにやら「従業員に仕事を任せて遊び歩く事に罪悪感を持つ」 そんなK君らしい生真面目さで経営者(社長)として仕事にのめり込んでいるらしかった。

 僕なんか遊び回るにはその軍資金に制約が有るものの、 時間的な束縛は殆ど無い勝手気ままな日常を送っている訳で、 「どっちが楽しいかな?」と考えたら自分の方を取りたくなりましたよ。

 30分ほどの時間はあっと言う間に過ぎ、 盛岡駅から新幹線に乗車するための集合時間が近づいて来たので、 K君の運転する車で盛岡駅まで送って貰って、 東北の旅は終わりを迎えたのでした。
 
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