縦・横縞模様の見える正体不明な小さな氷片
板ガラス製の試料ステージで降る雪を受け止め、 カメラ・レンズの下に置き興味ある対象を視野の中心にセットして撮影する。 それが僕の雪の結晶撮影のルーチンだ。
今回の草津撮影行で、 興味を惹いた対象があった。 試料ステージ上の見慣れない形をしたそれが雪なのか凍結した水滴なのか? 今のところ正体不明。 壁面に貼るタイルの裏側に見られる線状の模様が認められるが、 一体これは何だろう?
このなんだか判らない小物体。 表面に見える色は背景画像がもつ三色(赤・緑・青)を含んでいる事からすると、 形状は平坦では無く、厚みにムラがある形状で、 光を透過させると同時に屈折させている事は明白。
水滴
ガラス板の上の雪片は撮影が終わった後、 ティッシュペーパーで払い落としてから新たな降雪を受け止める様にしている。 その際にクリーンアップが不充分だと溶けた雪が水滴として残る事がある。 そんな水滴あるいは水滴が凍った物体を撮影した場合(水滴画像)、 似た様な色合いになる事が判るだろう。 しかし表面の模様に規則的とも見える縦・横縞模様が出来る理由が判らない。
穴あきの十字架もどき物体
中央部の四角い穴の上辺中央部には
走査型トンネル顕微鏡のプローブの如き鋭い突起が見られます
穴あきの十字架もどきが存在していた周辺の様子。
背景の三色(R/G/B)の円の中心間隔はおよそ 3 mm
美しい形の雪の結晶写真が得られた時も嬉しいが、 こんな訳の判らん奴が試料ステージ上に見つかるとこれもまた興味深い。