今シーズンの降雪の時期が過ぎたら雪の結晶撮影装置の小型化に着手しようと考えて始めていた。 小型化着手の理由だが、 現状の撮影装置一式は野菜収穫用の黄色いプラスチックコンテナ一個の中にほぼ満杯になっていて、 それは車に積んで降雪地域に出向き、車室内部に撮影装置をセットアップして、 降雪の中から良い形の雪の結晶を採取して撮影におよんでいた。
しかし、今年の誕生日が来れば81歳になる僕、 そう遠くない時期に車の運転を諦める時が来る事を考え始める様になった。 そうなったら気楽に車に積み込んでいる、 野菜収穫用のコンテナ一杯の撮影装置と他に防寒着などを自力で持ち運ぶことはほぼ無理。 それで30リッターよりも小さなサイズのザックに防寒着を含めて撮影装置一式を収容して持ち運べる様にしたいと考え始めているのです。
現在使っている撮影装置(8号機)がX・Y平面のサイズ的に大きな図体になっている理由の一つは降雪を採取する試料ステージ単体のサイズが 15 x 13 cm も有り、 そのサイズの面積内のどこかに存在する雪の結晶をカメラの撮影視野内に捉えるため、 試料ステージをX/Yに動かす更なるスペースを確保する必要があるためです。
また、 高さ方向のサイズも初期の撮影装置に比べてサイズが増加して来ていますが、 背景画像の適当なボケ味を得るために試料面を基準として、その背後の寸法を安直に増加させたためです。
そんなあれこれの取り組みは雪のシーズンが終わる4月以降を想定していたのだが・・・、 此の所の撮影に出かけるチャンスが無い日々に退屈し、 昨日と今日は囲碁の対局時間を少し削り、 撮影システムの小型化実験準備を目的としたDIYを急遽開始しました。 小型万力を乗せた木工品のTop写真は「何を目的としたものか?」 サラッと簡単に説明出来ないのですが、 来週以降には撮影に出掛けるチャンスも有りそうなので、 大急ぎで小型化に関連した実験に使用するユニットの製作を進めている写真です。