高校野球もオリンピックも終わった。たくさんの感動を残して。
夏鳥の秋の渡りは静かに徐々に始まっている。きっと鳥たちの体内では 「うずうず」 したものが、うごめいているに違いない。
繁殖したこの場所をそろそろ離れようかな・・・。ここに居てはいけない。
「南へ行かないといけない」 理由は分からないけど、父も母もそうだった。祖父も祖母もそうだった。 ずーっとずーっと先祖は、秋が近づくと数千キロ先の南へ旅立った。だから私も旅立たないと・・・そんな気持ちかも。
そうして繁殖地を出発した鳥たちが、中継地として大阪城公園に立ち寄る。それを私たちが楽しませていただく。 東南アジアで数か月過ごした鳥たちは、来春に再び日本を目指して旅立つ。
日本に戻ってこられるのはごく少数。ほとんど死んでしまう。大阪城公園を通過した鳥たちが、東南アジアに向かう途中で天敵に襲われたり、嵐など激しい気象に巻き込まれたりする。
来春には再び同じ苦難の道を通って日本に帰ってくる、無事到着するのは数パーセントくらいだろうか。いつもそうそんな思いで鳥たちを見ている。今朝の大阪城公園で出会った鳥たちに万感の思い。来春には無事帰って来てくれ!
センダイムシクイは、みどりのリズム、市民の森、沖縄復帰の森で計4羽。
キビタキは、♀型が沖縄復帰の森と飛騨の森。
ツバメ1羽がもみじ園上を旋回。
カワウは、第二寝屋川と南外堀。
アオサギは、人工川1羽よ水上バス乗り場に1羽。
カルガモは、西外堀に5羽と第二寝屋川に1羽。
ゴイサギは、北外堀の青屋門近くに1羽、成鳥。
特別な種はなかったが、静かに秋の渡りが始まっている。秋はそこに。
●今日の素敵な鳥たち。
カワウ、シジュウカラ、センダイムシクイ、メジロ、ツバメ、キビタキ、アオサギ、カルガモ、ゴイサギ、キンクロハジロ、カワラヒワ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。