大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

ついに ツミ 撮影 ♪ ♪ ♪ 2022.1.21

2022年01月21日 | Weblog
 寒い朝だった。昨日もツミが出たことは大将から情報を得ていた。東外堀のミコアイサを確認して市民の森に着くと、ひょうひょうYさん、だじゃれのSさん、大将、トモちゃんなどなど鳥友たち。

 「ツミ?」 聞くと出てないと言う。まあそうだろう、そんな簡単にうまくはいかない。
 立ち話していると赤帽Yさんがやってきて 「みどりのリズムで今ツミが居た」 と写真を見せる。太陽の広場東の森の方に飛んだとの事ですぐにそちらに向かう。

 太陽の広場東の森で探していると、赤帽Yさんも探していて、やがて大声で私の名前を呼んで 「おるでー!」「ツミおったー」

 急いで駆け付けた。ついにツミを撮影できた。鳥友たちに感謝である。思い返すと2014年の2月26日に南外堀でとまっているのを見つけ、順光の方へと回ったが下から見上げる後ろ姿。あれ以来、撮影が出来ていなかった。

 今回のツミは15日・16日・19日・20日と頻繁に見られ、多くの鳥友たちは十分に撮影しているので慌てない。
 市民の森でヒヨドリを捕らえ、羽を大きく広げて地面で抑え込んでいる大将の写真を見せてもらった。音楽堂西側上ではスズメを捕食したとの事。

 関東の方では、ハイタカ属の中でツミが一番見やすいらしい。街中でも営巣していて誰でも簡単に観察できると聞く。これから大阪はどうなるだろう。

 この個体は随分大きく見える。今期よく観察されている小型タイプのハイタカと変わらない。
薄い褐色の眉斑も見える。胸に太い縦斑、脇に太い横斑。これらから♀幼鳥と判断。
 秋から冬には、幼鳥が親のテリトリーから離れ旅立つ。それらが大阪城公園にやってきたと思われる。

 もうひとつノスリが昨日、一昨日と出ていたとの事。いつもの上空通過でなく、市民の森や沖縄復帰の森など林の中で観察撮影されている。
 今朝は見られていないとの事だった。私はツミが最優先だったので特に残念ではなかった。写真では、これも幼鳥~1Wと思われる個体だった。

 東外堀のミコアイサは越冬中。西外堀のメジロ×ホシハジロは居ない。ボートが2つ入って何か作業。他のカモたちも見られない。堀の作業はカモの居ない時期にしてほしい。

・オカヨシガモ 13 東外堀、南外堀、内堀
・ヨシガモ ♂2 内堀きれいな♂だった
・ヒドリガモ 93 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
・マガモ 13 南外堀、内堀
・カルガモ 2 内堀
・ハシビロガモ 148 東外堀、内堀、北外堀。東外堀ではグルグル回る
・コガモ 25 東外堀、南外堀、内堀
・ホシハジロ 161 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 193 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
・ミコアイサ 1 東外堀

・オオバン 38 すべての堀
・アオバト 1 みどりのリズム
・ツミ 上記のとおり
・ツグミ 26 各所に多くなった。大手前では数メートル横の地面で採餌
・メジロ 12 音楽堂西側上黒い実を食べる
・シジュウカラ 4
・カイツブリ 2 南外堀
・カワウ 8 南外堀ほか
・ハクセキレイ 4 
・ジョウビタキ 2 内堀、梅林
・アオサギ 1 北外堀
・ゴイサギ 4 北外堀
・シロハラ 4 各所

■■ノスリ(1996.1.28 音楽堂西側上)
 勤め先の総会兼懇親旅行で奈良に出かけていたが、大阪城が気がかりで早朝4時に早立ち。空は真っ暗で車体は霜に包まれ真っ白。途中でラーメンを食べ空腹を癒す。暗いうちに到着。車中で仮眠をとり、少し明るくなってカモのカウントから始める。
 朝の早いO合氏がいつものように自転車でやって来て、昨日私が帰った後にノスリが出たと気軽に話す。
 「エッ!残念!」 仕事以外の行事である、社内旅行や宴会などは「時間の無駄」と言い切る鳥友T山氏の言葉が頭に浮かぶ。できるなら私もそうありたい。
 宴会のようなつまらない事で人生の貴重な時間を浪費したくない。一生後悔しても悔やみきれない事になる・・・。
 ずーっと音楽堂西側上で待っている。何度かドバトが騒ぐがタカの姿はまったく見えない。昨日一日だけになる可能性が高いことは理解している。現れなくて当然と頭に言い聞かせている。K林氏とO合氏の昨日の話を聞くたび後悔、後悔。
 そんな時、何という幸運。突然林の中にタカが飛び込んでくる。ノスリだっ!よし!やった!うれしい。ただただうれしい。
 全体の色合いがやや薄く、目は黄色のため幼鳥だろう。一生忘れない出合い。
コメント
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