大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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ミコアイサ 29日目 2022.1.7

2022年01月07日 | Weblog
 寒い朝。出かける時の気温は3度くらい。まだ完全防寒スタイルではないが少し着込んで出かけるとそれほどでもない。年齢のせいか、酒のせいか。寒さに強くなった気がする。

 鳥の体温は人より高く42度くらいだと読んだことがある。外敵が来た時は即飛び立たないといけないので、常にアイドリングで暖気運転状態らしい。確かに、タカが来たとエンジンをかけて温めていたら間に合わない。

 東外堀についてさっと見ると水面は何もいない。がらがらに空いている。またボートでも入って飛び立ったか! 
 しかし、正面に見える1羽の鳥影を双眼鏡で見るとミコアイサだ。周りにカモたちは見えない。1羽がポツンと浮いている。これは嬉しい。端の方をよく見て、ヒドリガモやキンクロハジロなど確認するが大変少ない。

 このミコアイサ。目先が黒く♀と判断されている。確かに冬の♀は目先が黒い。♂は黒くないと図鑑に書いてある。

 前から気になっていた。♂は夏羽になればご存知パンダガモ、つまり目先は黒い。一方♀の夏羽は目先が黒くない。
 冬と夏で正反対になるのが理解できない。もちろん識別には他の部分も確認して総合判断しないといけないのは分かっているが目先の色。冬と夏では反対になる。

〇 ♂は冬、黒くない →→ 夏は黒い
〇 ♀は冬、黒い →→→ 夏は黒くない
 つまり、冬と夏では逆転する。しかも、ある日突然入れ替わるのでなく少しずつ変化する。

 そうすると目先が黒いのを見て♀でいいのか? 黒く換羽し始めている♂ではないのか?
 目先が黒くないから♂と決めていいのか? 夏羽に向かって黒が無くなっている♀かも?

 東外堀のミコアイサが春まで滞在して、体の一部に♂特有の白が出てきたら大ニュースと変な関心を持っている。

 オカヨシガモ 6羽 内堀
 ヨシガモ ♂2羽南外堀。内堀では見なかった。
 ヒドリガモ 65羽 すべての堀
 マガモ 22羽 南外堀、西外堀、ほとんど内堀
 カルガモ 4羽 内堀
 ハシビロガモ 107羽 内堀、北外堀
 コガモ 6羽 南外堀、西外堀
 ホシハジロ 104羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
 キンクロハジロ 121羽 すべての堀
 メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
 ミコアイサ 1羽 東外堀

 ホシハジロとキンクロハジロはまあまあだが、全体にカモの数も少ない。今年は春に向けて減少していくが、新たなカモが立ち寄ってくれないか。
 大阪城公園初記録のカモを期待している。それはホオジロガモ。次の初記録種はこれ!と心の中で決めている。きっと来る!ホオジロガモ。

 シロハラ 4羽 みどりのリズム、音楽堂西側上
 ツグミ 16羽 市民の森、大手前ほか
 アトリ 4羽 市民の森
 ジョウビタキ 3羽 市民の森、梅林
 アオバト 3羽 市民の森。昨日は8羽とのこと。今期最多数だ。
 ハイタカ 1羽 上空飛翔
 カワウ 7羽 南外堀ほか
 モズ 1羽 ♀城南地区人工川
 カイツブリ 6羽 南外堀
 ハクセキレイ 6羽 各所
 アオジ 2羽 音楽堂西側上
 アオサギ 2羽 北外堀
 ゴイサギ 2羽 北外堀
 セグロカモメ 1羽 第二寝屋川

■■ミコアイサ(2006.11.19 東外堀)
 ミコアイサは♂の記録が1回あるのみ。♀型は初めての飛来だ。自宅に居るところへ電話で連絡をいただき急いで出かけてきた。
 東外堀でカイツブリなどと盛んに潜って採餌することを繰り返している。赤褐色の頭部と白のコントラストはよく目立つ、なかなかの美女である。
 他のカモとは違って東外堀の中でひときわ輝いていた。♂のパンダも人気のカモだが、♀型のこの色柄もなかなかいい。
 購入してまだ慣れていないEOS30Dに100-400のズームレンズで撮影した。距離が離れているので小さくしか写らないが、プリント時にかなりトリミングすると記録としては十分だ。
 しかし、一冬滞在しもう少し近距離で撮影したいと考えていたが、19日から21日まで3日間滞在して去って行った。
 またいつの日か、大阪城公園でこの美女に出合えることを願っている。
コメント
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