「学習院大学」と聞くと、私など小市民のステレオタイプとして、「皇族御用達」「高貴な方たちの学校」「別世界の人々が通う」…と、まあこんなイメージ。
学習院大学とマラソンは、俄につながらない。いま、最も有名な地方公務員の、川内優輝さんは、学習院大学卒業で、東京マラソン日本人トップの第3位。しつこいですが、地方公務員。実業団の選手ではない。そしてこの度、世界選手権の日本代表に決定!
東京マラソン、テレビで観ていました。「埼玉」のユニフォームの選手が、トップグループから落ちない。「ひょっとして?」と思って観ているうち、いつの間にか応援していました。いわばプロの陸上選手である実業団の強豪が脱落していくスピードレースの中、川内さんは頑張り続けた。プロ宣言し、優勝候補に挙げられていた藤原新選手(レモシステム)がズルズルと落ちていった。川内選手の前を行く日本人は、尾田賢典選手(トヨタ自動車)だけ。その尾田選手をかわして、日本人トップでゴールイン。2時間8分37秒という好タイム。その時点で世界選手権代表に内定した。
愉快、痛快。島国根性の権化である私は、判官贔屓で、マイノリティを応援し、向日葵より月見草が好きで、長嶋より野村の味方。白鵬より稀勢の里を応援し、鳩山由紀夫より鉢呂吉雄を支持する(←鳩山さん大金持ちで、こども手当までもらっていた。鉢呂さんは庶民と変わらない経済状況)。
閑話休題。川内さんの場合、いわばアマがプロに勝ったわけです。
そこで、川内さんにあって実業団選手にないものをまとめると…
1 フルマラソンを6回走ったが、ゴール直後、自力歩行できなくなったことが5回。御本人は、「いつも死ぬ気で走っている」と。正しくその通りだった。
2 東京マラソンの翌日、通常勤務。埼玉県立春日部高定時制職員なのでして、入学願書の受付をやってましたが…。出願に来た生徒は、願書を受け取っている事務職員が、昨日の東京マラソンのヒーローだったとは気づいていない様子。そこがおもしろいところ。
3 川内さんの「スペシャルドリンク」は、埼玉県立春日部高校定時制栄養技師がレシピを考えた。(作ったのは、川内さん御自身)レシピは、ポカリスエット、オレンジジュース、ポッカレモン、ハチミツ。まあ、一般的かな?
日本のマラソンがなぜ強いか?これは、「実業団制度」の賜です。
「給料が保証されて、恵まれた練習環境を与えられる」「コーチ陣の経験に裏打ちされた指導方法」「科学的なトレーニング」…正しく、エリート選手育成システムが確立されている。そのシステムから外れているのが、川内さん。実業団選手がベルサイユ宮殿の薔薇なら、川内さんは裏道のタンポポ。
タンポポなのかネコジャラシなのか…川内さんの陰に隠れてしまったが、猫ひろしさん(タレント)が、2時間37分49秒でゴールインしている。順位は、101位ですが、ネコジャラシとしては立派なタイムです。猫さんは、「カンボジアに国籍を移してロンドン五輪に出場したい」のだそう。冗談でしょうが、カンボジアの陸上長距離界が低迷していることを知っている発言。カンボジアの場合、運動靴も満足にない状況なので、陸上競技以前の問題があるわけで…。ただ、立派な環境がなくても、川内さんのようなケースもあるわけでして…。アンコールワット内を走るだけでも、結構脚力は養われますけど…。猫さんカンボジャへ行けばいいのにね。
57位と惨敗だったプロランナーの藤原新選手は、「川内くんはすごい。爪の垢を煎じて飲まなければ」と。川内くん、爪の垢を大量生産しなければなりません。事務職員の仕事より、爪の垢を溜めるのが大変。ああ痛快、痛快!
学習院大学とマラソンは、俄につながらない。いま、最も有名な地方公務員の、川内優輝さんは、学習院大学卒業で、東京マラソン日本人トップの第3位。しつこいですが、地方公務員。実業団の選手ではない。そしてこの度、世界選手権の日本代表に決定!
東京マラソン、テレビで観ていました。「埼玉」のユニフォームの選手が、トップグループから落ちない。「ひょっとして?」と思って観ているうち、いつの間にか応援していました。いわばプロの陸上選手である実業団の強豪が脱落していくスピードレースの中、川内さんは頑張り続けた。プロ宣言し、優勝候補に挙げられていた藤原新選手(レモシステム)がズルズルと落ちていった。川内選手の前を行く日本人は、尾田賢典選手(トヨタ自動車)だけ。その尾田選手をかわして、日本人トップでゴールイン。2時間8分37秒という好タイム。その時点で世界選手権代表に内定した。
愉快、痛快。島国根性の権化である私は、判官贔屓で、マイノリティを応援し、向日葵より月見草が好きで、長嶋より野村の味方。白鵬より稀勢の里を応援し、鳩山由紀夫より鉢呂吉雄を支持する(←鳩山さん大金持ちで、こども手当までもらっていた。鉢呂さんは庶民と変わらない経済状況)。
閑話休題。川内さんの場合、いわばアマがプロに勝ったわけです。
そこで、川内さんにあって実業団選手にないものをまとめると…
1 フルマラソンを6回走ったが、ゴール直後、自力歩行できなくなったことが5回。御本人は、「いつも死ぬ気で走っている」と。正しくその通りだった。
2 東京マラソンの翌日、通常勤務。埼玉県立春日部高定時制職員なのでして、入学願書の受付をやってましたが…。出願に来た生徒は、願書を受け取っている事務職員が、昨日の東京マラソンのヒーローだったとは気づいていない様子。そこがおもしろいところ。
3 川内さんの「スペシャルドリンク」は、埼玉県立春日部高校定時制栄養技師がレシピを考えた。(作ったのは、川内さん御自身)レシピは、ポカリスエット、オレンジジュース、ポッカレモン、ハチミツ。まあ、一般的かな?
日本のマラソンがなぜ強いか?これは、「実業団制度」の賜です。
「給料が保証されて、恵まれた練習環境を与えられる」「コーチ陣の経験に裏打ちされた指導方法」「科学的なトレーニング」…正しく、エリート選手育成システムが確立されている。そのシステムから外れているのが、川内さん。実業団選手がベルサイユ宮殿の薔薇なら、川内さんは裏道のタンポポ。
タンポポなのかネコジャラシなのか…川内さんの陰に隠れてしまったが、猫ひろしさん(タレント)が、2時間37分49秒でゴールインしている。順位は、101位ですが、ネコジャラシとしては立派なタイムです。猫さんは、「カンボジアに国籍を移してロンドン五輪に出場したい」のだそう。冗談でしょうが、カンボジアの陸上長距離界が低迷していることを知っている発言。カンボジアの場合、運動靴も満足にない状況なので、陸上競技以前の問題があるわけで…。ただ、立派な環境がなくても、川内さんのようなケースもあるわけでして…。アンコールワット内を走るだけでも、結構脚力は養われますけど…。猫さんカンボジャへ行けばいいのにね。
57位と惨敗だったプロランナーの藤原新選手は、「川内くんはすごい。爪の垢を煎じて飲まなければ」と。川内くん、爪の垢を大量生産しなければなりません。事務職員の仕事より、爪の垢を溜めるのが大変。ああ痛快、痛快!