アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

不老不死の食材「烏骨鶏」は本当だった?

2011年04月18日 | Weblog
 未曾有の災害ですから、アンビリーバブルの連続なのですが…。
 中国では、烏骨鶏(うこっけい)を、「霊鳥」とした時代がありました。今でも年配者は烏骨鶏をありがたがる。「不老不死の食材」として珍重されてきました。
 その理由は、ニワトリの一品種であるが、特異なところがあるから。
 まず、「皮膚も内臓も骨も黒い」。これ不思議ですよ。これが、烏骨鶏という名前の由来になっている。烏骨の意味はその字の通り、「カラスの骨」。つまり、「黒」。「カラスの骨のように黒いニワトリだから烏骨鶏。ここまでは、赤ちゃん以外、誰でも知っている。
 足の指の数については、あまり知られていない。普通のニワトリの足の指は、4本(前に3本、後ろに1本)。烏骨鶏は、5~6本ある(前に3本。後ろに2~3本)。
 卵が、やたら旨い。普通の鶏卵の15~20倍の値段が付いているが、確かに濃くて旨い。烏骨鶏の肉は…卵に比べると、割安感があります(1羽5,000円前後が一般的か?数量的に、スーパーなどへは出回らない)。カモに似た味…旨いです。

 「霊鳥」とか、「不老不死の食材」と聞くと、マユにツバをつけてきました。し、しかし…烏骨鶏が、東日本大震災の津波で流された鶏小屋の隙間で、4週間生きていた!これはひょっとして?…そんなはずはないでしょうが、とてつもない生命力を持った鳥であることは確かです。

 犬も凄い生命力をもっていることが分かりました。東日本大震災が起きてから3週間、海上に流された浮遊物の上で生きていた。この犬、名前は「バン」。「バン」という鳥がいるが、犬に鳥の名前をつけたので、鳥の生命力と犬の生命力を併せ持った。…それはないが、犬も強い動物であるということはこれまた確か。
 ちなみに「バン」という鳥ですが、見かけは、「カモ(カモ目 カモ科)」。実際は、ツル目クイナ科です。

 カモが出てきたところで、「目のないカモ」のエピソードを…。
 場所は、ペルーのリマ。海岸線に多数のカモメが舞っていた。日本人観光客相手の現地ガイド(ペルー人)と、日本人観光客の対話に、日本人添乗員がからむ…
 観光客:(カモメを指さし)あの鳥は何という名前の鳥?
 ガイド:あ、あれはカモです。
 添乗員:(小声でガイドに教えた)メがない。
 ガイド:メがない?(大きな声で)目がないカモです。
 観光客:???