てんかんの子がクラスにおりまして、朝、薬を飲み忘れたときに学校で泡を吹いて倒れました。教卓の横に封筒がテープでとめてあり、中には割り箸をガーゼで巻いたものが入っていました。てんかん発作を起こしたとき、舌を噛みきらないように口にくわえさせるためのモノでした。ある日、そのこと(割り箸のガーゼ巻)の存在を知らない先生の前で、発作を起こしました。その先生はあわてて、アルミの筒のマジックインクをくわえさせました。発作時の歯を食いしばる力はすさまじく、アルミ筒のマジックインクは噛みきられ、鮮やかな青いインクが口から溢れ出しました。
それから6~7年後、その子、つまり口から青いインクを吹き出させた子が、車の運転をしていました。…私は、固まってしまいました。運転中に、あの発作を起こしたら…!ガタガタ震え、白目をむいて口からは泡を吹くのです。車など、どこへぶつかっていくか分かりません。事実、何度か路外転落の自損事故を起こしているということでした。そういうドライバーが公然と公道を走っている!危ないですよー!
学生時代、心理学の「脳波実験」で、学生を被験者にして脳波検査をしました。現在はかなり簡便になっていますが、当時の電極つけはなかなか面倒でした。さて、脳波がロール紙に記録されて出てきました。それを見ていた私を含めた学生たちが一様に呼吸を停止しました!波形が教科書通りにくっきりと、「スパイク&ウエーブ」だったのです。とんがり山の次に、マンジュウの山がくる、これの繰り返し。このスパイク&ウエーブは、小発作てんかん(欠神発作、アブサンス発作ともいわれる)であることを示すものです。子どもによく見られる発作で、脳に突如電気的異常が発生することが原因。けいれん大発作(大発作てんかん)のように、白目をむいて泡を吹いて、けいれんすることはないのですが、発作中の数秒間は意識を失っています。治まってしまうと、(本人は何が起こったか分かっていないので)すぐに発作前の活動を再開することが出来ます。周囲の人も、小発作てんかんの人に気づかない方が多いのです。
栃木県鹿沼市で、国道脇の歩道を集団登校していた小学生の列に、クレーン車が突っ込み、児童6人の命が奪われました。クレーン車を運転していた柴田将人容疑者は、てんかんの持病をもっていた。朝、薬を飲み忘れたのだという。12トンのクレーン車を時速40kmで走らせているうちにてんかんの発作を起こした。私は、小発作てんかんだと思います。なぜなら、事故直後、「すみません、すみません」と繰り返していたということなので(発作前の活動を再開)。12トンの鉄の塊は、20~30人で並んで登校中の小学生の列へブレーキなしで突っ込んだ…。
そもそも、てんかんをもっている人が、自動車運転免許を取得できるのか?私が免許を取得した頃は、はっきりと、「てんかんの人はダメ」となっていた。しかし、口から青い泡を吹いた例のように、「黙っていたら、てんかんかどうかなど分からない」つまり、運転免許試験場で、脳波の検査をするわけではなかった。とんでもないザル法でした。そして、道交法改正で、「てんかんの人も一定の条件を満たせば運転免許証を取得することが出来る」ようになっている。どんな条件かというと…
(ごく簡単にいうと)過去5年間に発作がなく、これからもその恐れがない…などの医師の診断書があれはよい。
この改正された法律も、「黙っていたら、バレない」…大ザル法です。事実、柴田容疑者は、大型特殊車両を運転していた…。
今やらなければ、またこのような悲惨な事故が起こりますよ。運転免許取得時の脳波検査の義務づけです。それがいやな人には、免許証を交付しなければよい。簡単なことです。バスに乗った楽しい旅、運転手が発作!乗客の運命は!現状の道交法では起こりますよ。すでに免許を持っている人は、更新時に「脳波検査」をする。え?もっと早いほうがいい?で、では、2年以内に警察等へ行って脳波検査を受けることとする。やらなければなりません。
それから6~7年後、その子、つまり口から青いインクを吹き出させた子が、車の運転をしていました。…私は、固まってしまいました。運転中に、あの発作を起こしたら…!ガタガタ震え、白目をむいて口からは泡を吹くのです。車など、どこへぶつかっていくか分かりません。事実、何度か路外転落の自損事故を起こしているということでした。そういうドライバーが公然と公道を走っている!危ないですよー!
学生時代、心理学の「脳波実験」で、学生を被験者にして脳波検査をしました。現在はかなり簡便になっていますが、当時の電極つけはなかなか面倒でした。さて、脳波がロール紙に記録されて出てきました。それを見ていた私を含めた学生たちが一様に呼吸を停止しました!波形が教科書通りにくっきりと、「スパイク&ウエーブ」だったのです。とんがり山の次に、マンジュウの山がくる、これの繰り返し。このスパイク&ウエーブは、小発作てんかん(欠神発作、アブサンス発作ともいわれる)であることを示すものです。子どもによく見られる発作で、脳に突如電気的異常が発生することが原因。けいれん大発作(大発作てんかん)のように、白目をむいて泡を吹いて、けいれんすることはないのですが、発作中の数秒間は意識を失っています。治まってしまうと、(本人は何が起こったか分かっていないので)すぐに発作前の活動を再開することが出来ます。周囲の人も、小発作てんかんの人に気づかない方が多いのです。
栃木県鹿沼市で、国道脇の歩道を集団登校していた小学生の列に、クレーン車が突っ込み、児童6人の命が奪われました。クレーン車を運転していた柴田将人容疑者は、てんかんの持病をもっていた。朝、薬を飲み忘れたのだという。12トンのクレーン車を時速40kmで走らせているうちにてんかんの発作を起こした。私は、小発作てんかんだと思います。なぜなら、事故直後、「すみません、すみません」と繰り返していたということなので(発作前の活動を再開)。12トンの鉄の塊は、20~30人で並んで登校中の小学生の列へブレーキなしで突っ込んだ…。
そもそも、てんかんをもっている人が、自動車運転免許を取得できるのか?私が免許を取得した頃は、はっきりと、「てんかんの人はダメ」となっていた。しかし、口から青い泡を吹いた例のように、「黙っていたら、てんかんかどうかなど分からない」つまり、運転免許試験場で、脳波の検査をするわけではなかった。とんでもないザル法でした。そして、道交法改正で、「てんかんの人も一定の条件を満たせば運転免許証を取得することが出来る」ようになっている。どんな条件かというと…
(ごく簡単にいうと)過去5年間に発作がなく、これからもその恐れがない…などの医師の診断書があれはよい。
この改正された法律も、「黙っていたら、バレない」…大ザル法です。事実、柴田容疑者は、大型特殊車両を運転していた…。
今やらなければ、またこのような悲惨な事故が起こりますよ。運転免許取得時の脳波検査の義務づけです。それがいやな人には、免許証を交付しなければよい。簡単なことです。バスに乗った楽しい旅、運転手が発作!乗客の運命は!現状の道交法では起こりますよ。すでに免許を持っている人は、更新時に「脳波検査」をする。え?もっと早いほうがいい?で、では、2年以内に警察等へ行って脳波検査を受けることとする。やらなければなりません。