アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「社会復帰幼稚園 園児募集」…そんな時代は御免被りたい

2011年04月16日 | Weblog
 ニートや長期引きこもりの人(合わせて133万人)のための大学の第一期生が入学しました。その名も、「日本社会復帰大学」。「大学」を名乗るからには、文科省認可なのか…そこの所は、少々違う。実態は、文部科学省認可の通信制大学である「八洲(やしま)学園大学」。日本社会復帰大学への登録と同時に、八洲学園大学に出願する。合格すると八洲学園大学正科生として入学する。つまり、八洲学園大学の学生であり、日本社会復帰大学の学生でもある…二つの大学の学生ということ。
 八洲学園大学が、「日本社会復帰大学」という看板(日本社会復帰大学自体は文部科学省認可の大学ではない)をも掲げているということ。「地域大学」とか「老人大学」と同じかって?全く違うとはいえないが、大分違うと思いますけど…。
 
 「日本社会復帰大学」は、社会との接点が少なくなっている方々、特に大学(大学院)を卒業し、一旦は就職したものの人間関係等で悩んで退職…その後、長期ひきこもりとなっている方々などに社会復帰のステップを模索してもらおうというもの。
 八洲学園大学…機を見て敏なりですね。今必要なサービスは何かを察知して、その対策をもの凄いスピードで講じる。日本の政治もこうならいいんですけど。サイバー大学さんも、学長のネームバリューに頼っていないで、ニートや引きこもりのために、校名を少し変えて、「サバイバル大学」をはじめた方がいいと思うよ。

 引きこもっているのに、どうやって大学教育を受けるんだって?「eラーニング」ってやつですね。インターネット上で配信される双方向ライブ授業での受講。日本全国どの地域からでも、家にいながらにして受講可能なのです。

 日本社会復帰大学は、それでいいのですが…出願資格は、「高校卒業等の学歴を有していること」。引きこもりの中学生、小学生用の、「日本社会復帰高校」「日本社会復帰中学校」も作らなければならないのでは…。
 えっ!「日本社会復帰小学校、日本社会復帰幼稚園も必要だろう」って?幼児が登園を拒否して引きこもり、自宅で、「eラーニング」に取り組む姿…見たくないです。