アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「血」は「血ぃ」というのが正しい?

2020年09月03日 | Weblog
 連日、30℃を超える暑さ、窓を開放する時間帯が増え、久々に蚊の羽音を聴きました。1秒間に1000回近く羽ばたきするそう。誰が数えたのかは知りませんがぁ、ものすごい能力を持っているんですねえ!あのハチドリでさえ、1秒間に80回ですから!
 血ぃを吸う蚊は、「メス」だけ。もっとも、蚊の性別の判別法など知りたくもないですがね。血ぃは、食料でも栄養補給でもなく「産卵の為」。血ぃを吸わないと産卵できないのです。
 人間様に、血ぃを吸わせてもらったお礼に、「唾液を人体へ送り込む」。そんなお礼はいらないのですがね。この唾液成分が、麻酔の作用をしていて、(血ぃを吸われた人が気づかない)その麻酔がきえると、「痛み、痒み」となる…ようです。
 なぬ?「人がいない土地の蚊は血ぃが吸えないから産卵できないんじゃないか」って?動物がいたら動物の血ぃを吸えばいい。カバやゾウの場合、皮膚が厚すぎてさすがの蚊も血ぃを吸えないらしい。私など、帽子の上から蚊に血ぃを吸われちゃうんですが…なぬ?「面の皮(つらのかわ)が厚いから、仕方がないので帽子の上から頭の血ぃを吸うんだ」だって?コラコラ!
 人も動物もいないところには、はじめから蚊がいない。産卵できないから、いるはずがない。
 どうやらこの夏は、「メスの蚊に血を吸われて、彼女の唾液を私の体内に注入されずに」済みそうです。
 なぬ?「そこまで詳細に言わなくても、この夏は蚊にさされずに済みそうだでいいんじゃないのか」って?
 「蚊にさされる」「蚊にくわれる」「蚊にかまれる」「蚊にかじられる」「蚊に血ぃ吸われる」・・・どの表現が正しいと言えるのかな?ってことなのですがね。
 読売新聞によりますと、日本で一番多く使われているのが、「蚊に刺される」で、半数を超えているという。「蚊に食われる」は29%、「蚊に噛まれる」が15%だという。私としては、「蚊に血ぃ吸われる」が一推しだったのですがね。
 蚊は、人を食うワケじゃないから、「蚊に食われる」は、おもしろいけど、表現として似合わないような。「蚊に噛まれる」も、蚊はワニじゃないので噛まないでしょう。こうやって、ケチをつけると、「蚊にさされる」だって、的確な表現とは言えない。
 状況を正しく表現しているのは、「蚊に血ぃ吸われる」でしょう。
 どうして、「血」に、「血ぃ」と、小さな「ぃ」をつけるのかって?
 私の住む地方では、「血ぃ」と、「ぃ」を付けます。田舎独特の言い方かなと思っていましたら、日本ではほかの地方でも、「血ぃ」と発音するところがあると知りまして。おもしろいので「ぃ」を付けてみましたよ。
 どうして、そうなったかって?
 推測の域を出ませんが、「ち」という場合、「地・値・治・知・智・置・致・…」と、たくさんの漢字があります。それらと区別するために、人間にとって大切な「血」については「血ぃ」と発音することにした…。なぬ?「おもしろ味がないから却下」?しょうがないなあ。では、「血は、たらたら流れるので、その様子から『血~~~』と伸ばしたら、さいごは『血~~~ぃ』と『ぃ』で終わるから」・・・。んなわけないね。