アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

拾ったお金、いくらなら届け出る?

2020年09月06日 | Weblog
    元警察官の鈴井さんご夫妻が遊びに来てくださって、北朝鮮船の乗組員の窃盗事件を思い出しました。そのことから、本ブログで朝鮮半島の「嘘」にまで発展させてしまいました。今回は、もう一つ、鈴井所長のお話で大笑いした事件(?)を思い出しましたので…。
 
 鈴井所長の派出所前の国道は、小中学生の通学路。窓から何気なく見ていた鈴井所長、道に何かが落ちているのが見えた。
 「まずい!子どもに拾われたら、派出所に届けられてしまう。登校の子たちより先に、自分が拾わなければ…」。鈴井所長は、大急ぎでズボンをはこうとして、転倒。痛がっている暇はない。バネ仕掛けの人形のように起き上がって、道路に落ちていたもの(ゴミのようなもの)を拾った。なぜ、子どもたちに拾われるとまずいかって?派出所に届けられると、「拾得物」なので、書類を作成しなければならない。それだけでは済まず、本署へその書類を持って行ったり、なにやらかにやらしなければならず、手続きに半日かかる。「落ちていた10円玉」を届けられたとして、手続きにかかる経費は1,000円を超える。それ、税金ですよ。節税のためにも、落とし物を届けられるのは…迷惑と言っちゃまずいでしょうが、あまり有り難くないわけ。
 「1円玉が道に落ちていたら拾うか?」これは、派出所に届けるのではなく、ネコババが前提の話ですがね。
 「1円を拾うエネルギーは、2円以上になるので拾うと損」という説があたかも正解のように広まりました。1円を拾うエネルギーは…「重力ポテンシャル(手から地面までの距離、屈伸)」「拾う時間に消費するエネルギー」を計算して電力会社の料金表と照らし合わせると…これは計算が難しすぎますね。
 簡単な計算として、1円拾うのに3秒かかるとする。1時間に1,200円拾える計算になる。これは、時給としては高い。つまり、1円は拾うと得をする。はいはい、そんなわけないですね。1円玉が1,200枚落ちている道路は、どこを探してもありませんからね。
 よく似た話に、「ウサギの限界則」があります。
 この世に、人間とウサギしかいないとする。人は、ウサギを食料とするほかない。しかし、BUT!ウサギだって命がけで逃げる。人は生きるために追いかける。首尾良くウサギを捕まえても、その肉から得られるカロリーでは生きていくには足りず、命をつないでいけない。…こういう話。
 「つまり、人類は滅びるという教えか」って?いえいえ、ウサギ捕獲に使うエネルギーは、ウサギを食べて得られるエネルギー未満でなければならない。エネルギーの回収効率の重要性を説いているのですがね。
 猟犬を使ってウサギを獲れば、人はエネルギーの消費をおさえられるだろうって?アノネ、前提条件が、「この世に、人間とウサギしかいないとする」ですから猟犬は、いないのです。
 アイボはどうかって?ア、ア、アイボは…、ウサギを獲りませんからっ!