信州山村満喫ルート：その２

地図を見ると、麻績（おみ）、大岡地域にはあちらこちらの山間地にばら撒かれた数戸から十数戸からなる集落がたくさんあります。

世の中に電気やガス、水道のない時代は町中で暮らすも、山の中で暮らすも同じだったのでしょう。
それどころか、かえって山の中の方が食料や燃料が得やすく、自給自足には好都合だったのかも知れません。
それ故、この辺りの人々は現在の尺度で言うところの辺鄙な山奥に住み着いたのでしょうか。

そして貨幣経済中心になって現金収入が必要になると、この辺りでは養蚕業を生業としたのでしょう。
所々に桑の字の付く地名が見受けられます。

そんな地名のひとつの桑関を過ぎると、道路もまた広くなりしばし快適な下りが楽しめます。
県道１２号線はこの地域の生命線なので一部を除いてとても良く整備されています。

上りは長いけれど下りは束の間。
楽しいことは長く続きませんね。