バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

鳥居本はイイトモ

2011-09-21 21:12:20 | 街道をゆく
子供の頃「腹が痛い~」と言えば
それ、赤玉飲め!

の赤玉神教丸の有川製薬は鳥居本の名物で、築250年の歴史を誇るその建物は趣き深く
江戸時代以来350年間、今でも多賀大社の神教で調合したという赤玉を販売しています。
休憩もできる土間には原料の薬草などが展示してありました。

また、ここは旅人用の合羽の製造も盛んだったようで
「本家合羽所・・・」という木製の古い看板が目を引きました。

街道情緒がとても豊かな宿場町で
自然とのんびり走りになってしまいます。

蒸し暑さも最高潮。

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摺針峠でスルー

2011-09-21 20:23:53 | 街道をゆく
番場宿を過ぎて街道は名神高速道路脇を進みます。
青空ものぞき、蒸し暑さも次第に増してきます。

ちょっと上ったかな、と思ったら摺針(すりはり)の集落が現れます。
ここの峠には望湖堂という、琵琶湖の眺めの良い茶屋があったようで
広重の浮世絵にはここで琵琶湖に眺め入る旅人が描かれています。

望湖堂跡は何処かなと思っているうちに
うかつにも峠を下ってしまいました。
どうも、峠の上にあった鳥居の所のようでした。
残念!
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番場のチューさん

2011-09-21 20:17:19 | 街道をゆく
雨も上がったのでのんびりと番場に向かいます。

静かな宿場町の番場は何といっても「瞼の母」の主人公忠太郎。
なぜか子供の頃から名前を覚えていたのは語呂が良いからでしょう。
これが“奈良井宿の忠太郎”だったら微妙です。

蓮華寺というお寺に祀られた忠太郎地蔵さんを見ていると
架空の人物とは思えなくてしばし合掌。

で、どんな話なんでしょう?「瞼の母」
という訳でネット検索してみると、舞台は関東で番場は出てきません。
出身地を冠した渡世人の接頭語ですね「箱根八里の半次郎」みたいな。

この寺にはまた北条仲時の墓所があります(写真)

足利尊氏に攻められ六波羅探題北条仲時は鎌倉へと逃げるため番場宿まで来たが、佐々木京極道誉らに行く手を阻まれ奮戦むなしく元弘3年5月9日(1333)仲時以下432名がこの寺で自刃した。憐憫の情をさそわれた当時の住僧同阿はこれを丁重に葬り、法名を授けその姓名を陸波羅南北過去帳で蓮花寺過去帳として書き残したが、これが現在重要文化財としてこの寺に伝わっている。

と案内板にありました。

432名分の鮮血が川のように流れたという「血の川」が三門脇にありました。
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