バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩日記です
  時々余計な話題も

広島紀行:毒ガスの島

2024-10-17 21:01:37 | 

呉線は尾道の一つ先の糸崎~広島だが途中の広駅まではダイヤが薄い

大久野島へのフェリー乗り場のある忠海駅までは海岸線を走るのでなかなか良い車窓風景だ

フェリー乗り場に着くと既に多くの観光客がたむろしている

この島はどちらかというとかつて要塞化されたり毒ガスを製造したりした歴史の島というよりウサギの島として人気がでた

毒ガス実験用の生き残りが野生化したとも言われているがどうも違うようで

地元の小学校で飼っていたアナウサギ数匹を放したのが増えたようで今は1000羽近くいるらしい

そんな訳でほとんどはウサギ目当ての家族連れやカップルで毒ガスおじさんは肩身が狭い

 

国民休暇村でレンタサイクルを借りて一周4.3キロの島を回り始める

休暇村から少し離れると観光客もまばらで瀬戸内の海風が心地よい

毒ガス保管庫や発電所、防空壕など往時の遺構が結構残っている

また明治期に造られた芸予要塞時代の砲台跡や弾薬庫跡もかなり良い状態で残っていた

毒ガス資料館には陶器製毒ガス製造装置や防護服や関連道具などが展示されていて興味深い

主にイペリットというびらん性の毒ガスを製造していて従業員には健康被害が多発していたようだ

 

しかし昼飯を持ってこなかったのは失敗だった

島唯一の休暇村食堂は混み混みで海鮮カレーを食べるのに1時間近くかかってしまった

300人ほど乗れるという帰りのフェリーも満杯で臨時の小型船も出動した

恐るべしウサギパワー

 

鉄塔のあるのが大久野島

火炎放射器で焼かれた毒ガス保管庫

中部砲台の弾薬庫?

発電所跡

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 広島紀行:尾道 | トップ | 広島紀行:大和ミュージアム »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事