網走6時38分発釧路行は一両で乗車率7割程度
発車してから40分くらいは網走湾沿いに走るので左側の席を確保する
オホーツク海の朝日にきらめく波の彼方に浮かぶ知床連山のシルエットや浜辺の風景が美しい
2月頃この辺りは流氷に埋め尽くされるのだろう
レトロな駅舎の藻琴駅を過ぎると右側にも湖沼が広がりどちらを向いてもなかなか良い景色だ
季節限定停車の原生花園駅付近は砂丘に咲く花が車窓を楽しませる
知床斜里駅では知床半島に向かう半分くらいの乗客が降りまた少し乗ってきて乗車率5割程度
そこからは釧路に向かって内陸部に90度向きを変える
左手の広大な畑の彼方には斜里岳が裾野を広げる
畑で栽培されている濃い緑の作物は砂糖大根だろうか?見たことのない葉っぱだ
屈斜路湖や摩周湖のある川治温泉駅に近づくと霧がまいてきた
条件反射のように布施明の「霧の摩周湖」のメロディーが浮かぶのは昭和の人間
千島火山帯のこの辺りには温泉がいくつかあるみたいで川治温泉駅から車内が少し賑やかになった
標茶を過ぎ釧路湿原に入ると乗客もさらに増え立っている人も結構出てきた
外国人観光客も多く中国人の子供が賑やかだ
釧網線というと広大な湿原の中をノロノロ走る単行の気動車の姿が思い浮かぶ
それはどうやら空撮でのイメージが刷り込まれていたようで車窓風景は思ったより感動が少ない
秋や冬の景色も見てみたいものだ
夏色緑のグラデーションの湿原を抜けると終点釧路駅はもう少しだ
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