後悔先に立たず。亡くなって初めて知る親のありがたみ。親孝行したいときには親はなし。シチュエーションが全く違うのに、今から書く内容に伴って一番感じる感想です。
また一つ、好きなラーメン屋さんが廃業してしまいました。
お店の名前は「紅蘭」。
ちょっと目立たない場所にあるので、
もの凄く混んでいるお店ではありませんが、
多分ご夫婦で営んでいたお店。
職人気質のご主人と、それを陰から支える感じの、
星飛雄馬のお姉さんの明子さん的な奥様。
ラーメンも他のラーメンと1線を画す独特のラーメン。
「一線を画す」
境界線を引いてくぎりをつける。はっきり区別する。(出典:デジタル大辞泉)このように「一線を画す」は、境界線を引いて区別する、区切りをつける、という意味で、他との違いをはっきり示す例えとして使われる表現になります。
年末近くを通った時に、貼り紙が見えて、
用紙には正月風のイラストも見えたので、
遠くから眺めただけですが、
年末年始の休業のお知らせと思っていました。
ただ、年が明けても開業しないので、
もしや?って思ったのですが、確認するのが怖くて。
今日も開いていなかったので、思い切ってお店の前まで行き、
張り紙を読んでみると、
昨年の12月23日付で閉店する旨の文章が書かれていました。
最後に食べに行ったのがいつだったか?
2020年に1回か2回は行ったはず。
ダイエット生活を始めたので、
意識的に遠ざかっていたのですが、
こんなことなら年末せめてもう1回行っておくべきでした。
ブログの中で岡持ちの話を書きましたが、
実はこの紅蘭さんのご主人のお話でした。
(真夏の真昼の街中の出来事2020-08-17 22:52:56)
あの半チャーハンももう食べられないし、
店の前を通っても、あの独特のとんこつ臭は、
もう2度と嗅ぐことは出来ません。
なんか悲しいなあ。
高齢でもあったので、こういう昔ながらのお店が、
どんどん減っていきます。
淋しいけれど仕方ない事でしょうか。