朝晩はめっきり涼しくなりました。涼しいと言うよりは寒いくらいです。もう少しすれば、ファンヒーターが必要かもしれません。と言う事は灯油を買いに行かなければなりませんが、日中の温かさを考えると、まだ買いに行くには勇気がいります。昔は運動会の頃、そう10月10日の頃は、朝、通学の時に吐く息が白くなったりしましたが、温暖化の影響か?まだ、そこまでにはなっていません。タイミングを計っている私です。
昨日の金曜日から本日土曜日に掛けて、
悲しい敗戦が2試合ありました。
そのうちの一つ、
WXV2の女子ラグビー日本対スコットランド戦のお話です。
日本時間金曜日の21時スタートの試合。
21時半まで仕事の私は、リアルタイムでは視られませんでしたが、
家に帰ってJSPORTオンデマンドで最初から視ることにしました。
この試合は、大会の3試合目でしたが、
怪我のために出場出来なかった津久井萌選手が、
スタンドオフとして初出場。
もの凄く期待していましたが、
まあ、たった一人の変更だけで日本が劇的に強くなるはずもなく、
試合の間隔はそれなりに取られているものの、
やはり、かなり体力勝負となるラグビーでは、
怪我もするでしょうし、
3試合目はやや力尽きた感もある戦いでした。
それでも、先制トライを奪った日本。
昔より確実に力をつけてきているのは事実でしょうが、
残念ながら7-38で敗れました。
津久井選手の俊敏な動きと、
試合をコントロールするパススピードと、
安倍選手にはほとんどなかったキックの有効利用。
前半はある程度機能していましたが、
後半はややボロボロ感が出てしまいました。
特に、ラインを作った中でのパス回しで、
相手が来ていないのに簡単にパスしてしまう点、
逆に持ちすぎてパスを出せずにつぶされるケース。
あるいは単なる繋ぐパスが、味方に渡らず、
相手にインターセプトされないにしても、
転々と転がってそれを拾いに行くことで、
攻撃のリズムが完全に途切れてしまうことが、
日本の最大の弱点でした。
落ち着いてパスを繋げて相手の反則を誘ったり、
ミスを誘う事。
これが日本の今後の課題でしょう。
1・2試合目でしっかりラックを作れて波状攻撃が出来たのに、
3試合目は相手のタックルにつぶされた時、
身体でブロックを作れずに上を向いてしまい、
相手のジャッカルを防ぐ意味で、
「ノットリリースザボール」の反則が出てしまい、
何度も潰した好機がもったいなかった。
スクラムも、体重差をカバーできたサモア戦とは違い、
ほぼ同じ平均体重の中、押されまくり、
やはり疲労やケガで踏ん張れなかったことが敗因の一つ。
そういう意味では層の厚さがもっと必要でしょう。
7位のイタリア、9位のスコットランド。
大会前10位だった日本も、10月23日時点では11位に後退。
ランク的に9位と11位と言う僅差に感じますが、
日本と日本より上位国との差は歴然としてある気がします。
それは親善試合などの単発の試合なら、
相手国もテストの意味もあり、若手の起用等で、
ベストメンバーでない試合が多いので、
ある程度通用するのですが、
やはり本番の戦いともなれば、相手もベストメンバーになり、
体力勝負となれば、
本来の力の差が出てしまうと言う事でしょうか?
それでも、日本はWXV2で1勝2敗、
6チーム中5位と最下位は逃れたので残留出来ます。
ただ、来年はどこが昇格してくるかは不明ですが、
今年のメンバーの実力のままでは残留は厳しいかもしれません。
勝利のために120%の戦いをするのでは、3試合持ちません。
何とか、90%の力でも勝てるようなレベルアップが必要でしょう。
10月23日現在の世界ランクの表です。
ガンバレ日本です。
順位 | チーム | ポイント |
---|---|---|
1 | イングランド | 94.55 |
2 | ニュージーランド | 92.14 |
3 | フランス | 91.35 |
4 | カナダ | 84.87 |
5 | オーストラリア | 78.97 |
6 | ウェールズ | 77.30 |
7 | イタリア | 74.24 |
8 | アメリカ合衆国 | 73.39 |
9 | スコットランド | 73.29 |
10 | アイルランド | 71.09 |
11 | 日本 | 70.46 |
12 | スペイン | 65.32 |
13 | 南アフリカ | 63.90 |
14 | ロシア | 61.10 |
15 | サモア | 60.04 |
16 | オランダ | 60.02 |
17 | ホンコン・チャイナ | 58.31 |
18 | カザフスタン | 57.54 |
19 | フィジー | 57.08 |
20 | スウェーデン | 56.01 |
21 | ドイツ | 50.42 |
22 | 中華人民共和国 | 49.34 |
23 | ケニア | 47.41 |
24 | トリニダード・トバゴ | 46.45 |
25 | コロンビア | 45.60 |
26 | ポルトガル | 45.34 |
27 | ベルギー | 45.08 |
28 | マダガスカル | 44.65 |
29 | トンガ | 43.13 |
30 | カメルーン | 41.54 |
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