徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

隠蔽捜査シリーズ今野敏さんに出会えた幸せ

2021-08-20 12:13:51 | 本・映画・音楽

本日も不安定な天気です。朝は雨も降り、でも西の空は明るく、その後よい天気なので、このまま晴れるとよいなあと思ているうちに、今は本格的に雨が降っています。今は梅雨?と言う感じの雨模様。これも温暖化の影響でしょうか?

 

昨日、今年の目標である年間読書120冊を達成しました。

狙った訳ではありませんが、

結果的に120冊目が今野敏さんの隠蔽捜査シリーズとなったことに、

そこはかとなく幸せを感じます。

先日のブログにも書きましたが、

何故にこのシリーズに嵌まったのか?

自分で分析してみると、

やはり主人公の特殊性に行き着きます。

 

一般的に、権力者はその権力にしがみつき、

更にその地位の優越性を感じたり、保持したり、

マウントを取るために、

部下を押さえつけ、反抗等を認めず、

イエスマンを優遇します。

それが、仲間意識だったり、序列の厳格実施だったり、

前例踏襲だったり。

もっと言えば、ことなかれ主義だったり。

そして都合の悪いことの隠蔽に繋がる訳です。

だからこそ、そう言うものからかけ離れて、

常識や、正論を出来る限り踏襲する主人公に、

物凄く引かれるのだと思います。

もちろん小説の中のお話であり、

ある意味ご都合主義的なストーリー展開はあります。

でも、実世界にないものに憧れる?

アイドルを好きになる心理と近いのかもしれません。

 

現実を見れば、今の政府のその場しのぎの対策だったり、

北海道のいじめ問題への対応だったり。

私のような小市民には真実は不明ですが、

少なくともまともな対応をしていないことだけは判ります。

何を守ろうとしているかは解りませんが、

心が痛まないと言うことこそが驚きです。

だからこそ、この小説に引かれるのです。

 

さて、今年の目標である年間読書120冊。

120冊目です(今年231日目)。

「隠蔽捜査8 清明」 今野敏

勝手に評価10点満点中8点

神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。着任早々、県境で死体遺棄事件が発生、警視庁の面々と再会するが、どこかやりにくさを感じる。さらに被害者は中国人と判明、公安と中国という巨大な壁が立ちはだかる。一方、妻の冴子が交通事故を起こしたという一報が入り……。リスタートで益々スケールアップの第八弾!

もう何度も書いていますが、

主人公の竜崎信也警視長の魅力?

その一言に尽きる小説です。


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