本日も不安定な天気です。朝は雨も降り、でも西の空は明るく、その後よい天気なので、このまま晴れるとよいなあと思ているうちに、今は本格的に雨が降っています。今は梅雨?と言う感じの雨模様。これも温暖化の影響でしょうか?
昨日、今年の目標である年間読書120冊を達成しました。
狙った訳ではありませんが、
結果的に120冊目が今野敏さんの隠蔽捜査シリーズとなったことに、
そこはかとなく幸せを感じます。
先日のブログにも書きましたが、
何故にこのシリーズに嵌まったのか?
自分で分析してみると、
やはり主人公の特殊性に行き着きます。
一般的に、権力者はその権力にしがみつき、
更にその地位の優越性を感じたり、保持したり、
マウントを取るために、
部下を押さえつけ、反抗等を認めず、
イエスマンを優遇します。
それが、仲間意識だったり、序列の厳格実施だったり、
前例踏襲だったり。
もっと言えば、ことなかれ主義だったり。
そして都合の悪いことの隠蔽に繋がる訳です。
だからこそ、そう言うものからかけ離れて、
常識や、正論を出来る限り踏襲する主人公に、
物凄く引かれるのだと思います。
もちろん小説の中のお話であり、
ある意味ご都合主義的なストーリー展開はあります。
でも、実世界にないものに憧れる?
アイドルを好きになる心理と近いのかもしれません。
現実を見れば、今の政府のその場しのぎの対策だったり、
北海道のいじめ問題への対応だったり。
私のような小市民には真実は不明ですが、
少なくともまともな対応をしていないことだけは判ります。
何を守ろうとしているかは解りませんが、
心が痛まないと言うことこそが驚きです。
だからこそ、この小説に引かれるのです。
さて、今年の目標である年間読書120冊。
120冊目です(今年231日目)。
「隠蔽捜査8 清明」 今野敏
勝手に評価10点満点中8点
神奈川県警刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。着任早々、県境で死体遺棄事件が発生、警視庁の面々と再会するが、どこかやりにくさを感じる。さらに被害者は中国人と判明、公安と中国という巨大な壁が立ちはだかる。一方、妻の冴子が交通事故を起こしたという一報が入り……。リスタートで益々スケールアップの第八弾!
もう何度も書いていますが、
主人公の竜崎信也警視長の魅力?
その一言に尽きる小説です。
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