徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

今日の運転手さんはお気に入りに登録したい!

2022-05-12 22:34:16 | 知人・友人・赤の他人

個人的な嗜好って人それぞれですよね。例えば辛いのが好きとか苦手とか、甘いのが好きとか駄目とか。私は鰻には山椒に山ほど掛けて、表面が見えなくなるくらい掛けて食べるのが好きです。最近は、牛丼屋等で鰻丼が食べられますが、山椒は通常鰻1切れに小さい山椒の袋1袋しか付かないので、先日、山椒の小瓶を持参して食しました。あれって店員さんに言えば追加の袋を貰えるのでしょうか?

 

今日乗ったバスの運転手さんは物凄く感じが良くて、

またこの運転手さんのバスに乗りたい!って思いました。

でも、そう思っているのは多分私だけでしょう。

運転は普通、特に飛ばす訳でもなく、妙に慎重でもなく、

特別な乗り心地と言うことではなく、

そして怒られそうですが、見た目も普通(ご想像の通り女性の運転手さんです)。

ややボーイッシュでしたが、目を引く容姿でもありません。

ただ、アナウンスが最高でした。

話す内容も普通、特別な一言を加えるでもなく、

淡々と必要なフレーズを話すだけ。

次は「○○です」とか、

発車に際して、「右よし、左よし、車内よし」とか。

そんなフレーズしか聞かなかったけれど、

トーンや口調等がアナウンサーのように心地よくて、

そのアナウンスだけでもずっと聞いていたいと思えました。

 

私が育った昭和の時代、特に小学校を過ごした昭和40年代は、

古き日本の象徴でもある男尊女卑と言うか、

男社会優先の時代であり、

良く父兄が、小学校の担任の先生が女性だとハズレと言ったり、

会社やお店で何かトラブルになれば、

男の上司を出せ!と言う人ばかりでした。

私もそんな風潮の中で育ちましたが、

個人的には男でも女でも、

優秀なやつは優秀で、ダメなやつはダメ。

当たり前のことが中々浸透しない世の中を、

残念に思ってきた人間ではあります。

むしろ、私にない良い特性を持つ女性には尊敬の念を禁じ得ません。

だからこそ、このブログで取り上げる様々なスポーツの、

殆どは女性のお話が多いはずです。

前のも書いたかもしれませんが、

高校時代 数学の先生が試しにテストに出題した難問で、

一人も解けないかもしれないと思っていたが、二人が正解し、

一人は男性ですが、もう一人は女性でした。

別の同級生の女性は、

現役で東大に入り、中退して翌年京大に入り直し、

また辞めて翌年私学ですが医学部に入り直した強者もいます。

スポーツでも、男性アスリートの多くは、

直向きさで女性のアスリートには敵わない気がします。

こんな感じで「女性が」とか言っている私が一番、

性差別に囚われているのですが。

 

話を戻しますが、

今日は運転手の話ですが、基本的に接客業と言うか、

人と接する職業の人は、モチロン相性等があるので、

全ての人に好かれるのは難しいでしょうが、

ギスギスしていたり、押し付けがましい話振りや、

上から目線の発言ではなく、

思いやりやら心地よい応対が出来る人は尊敬に値します。

今日の運転手さんはまさにそんな感じだった気がします。

最も短い時間でしたし、

プライベートでは違った顔を見せるかもしれませんが。

 

さて、今年の目標である年間読書150冊。

119冊目です(今年131日目)。

「廻船料理なには屋 涙をふいて」 倉阪鬼一郎

勝手に評価10点満点中6点

八丁堀の「なには屋」は、東西の味付けと食材を活かした料理が評判の見世。ここを切り盛りするのは、大坂の廻船問屋「浪花屋(なにわや)」の次男の次平と妹のおさや、料理人の新吉だ。馴染み客の紹介で、おさやの縁談がまとまった矢先、弟たちの様子を見に、長兄の太平が江戸へ下ってきた。荷船とともに嵐に遭いながら助かったのに、行方知れずになってしまった父を探すことも目的だったが……。書下し時代小説、第三弾。

作者が同じだと、主人公たちのテイストも似てくる。

ある意味当然ですが、それを避けようともしない作風。

個人的には嫌いではありません。


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