「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

北九州市門司区  ・  「 しらせ 」 と関門海峡

2012-09-23 22:10:36 | 船 ・ フェリー ・ 港



「 しらせ 」 と門司港西海岸























関門海峡に架かる関門橋







関門橋の下を通過するタンカー












ここ関門海峡は、源平合戦の壇ノ浦の戦いの場所となったところである。
対岸には平家の 「 赤間神宮 」 が肉眼でも確認できる距離にある。
赤間神宮 ( あかまじんぐう ) は、山口県下関市にある神社である。
旧社格は官幣大社で、壇ノ浦の戦いにおいて幼くして亡くなった安徳天皇を祀っている。
江戸時代までは安徳天皇御影堂といい、仏式により祀られていた。
平家一門を祀る塚があることでも有名であり、 【 耳なし芳一 】 の舞台でもある。


この関門海峡に来ると必ず思い出す本がある。
伊集院 静さんの 『 海 峡 』 である。
これは個人的な解釈だが、
その海峡は関門海峡であり、日韓の海峡であり、
出身地山口県防府市の父や母の海峡であったのかも知れない。

人は誰でも 「 どうしようか? 」 と、心が葛藤する海峡があると思う。
進むにしても、退くにしても、
どっちにしても、いつかは渡らなければならない海峡が・・・



ムサシはスリッパ好き?

2012-09-23 21:42:20 | 柴犬 ムサシとピース







今日は日曜日だったが、いつもと変わらない朝だった。
いつものように5時過ぎに起きて、
神さまの水と榊、それに仏壇の花の水を替えて、
仏壇にはお茶とおはぎや大福をお供えしたあと、
お墓に御参りに行って来た。

そして帰ってからトイレの掃除をし、
ムサシの世話をしてから7時半に家を出た。
今日は仕事ではなかったが、門司港に南極観測船 「 しらせ 」 が寄港しているので
艦内を見学に行ったのである。

門司港へは電車で1時間ほどで行けるが、
何かの目的がない限りなかなか行かないものである。

門司港から1時過ぎに家に帰ってから
競馬中継があるまでムサシの傍にいた。
なにもしないでも、 「 ただそこに居るだけでいい 」 と思ったから、
そこに居た。
そして、夕方の相撲が終わってからしばらく外で遊んだが、
ちょっとの隙に玄関の上がり框 ( アガリカマチ ) に脱いでいたスリッパを素早く取って
庭でバリバリやり出した。
その姿に、幼年期のピースもよく噛んでいたのを思い出した。




「 火の鳥 ( ヒノトリ ) 」

2012-09-23 21:22:02 | 競馬・ボート



メンコの耳に何故か?ハートマークが・・・










競走馬はユニークな名前が多い。
今日紹介する馬は 「 ヒノトリ 」 である。

【 火の鳥 】 は、人智を超えた存在である超生命体だといわれ、
100年に一度自らを火で焼いて再生 ( 幼くなる ) する事で永遠に生き続ける。
元々は天上界にいたが、人間界に降りて来た。
人語を解し、未来を見通す力を持っている。
また、その血を飲めば、永遠の命を得る事ができるという。
呼称は鳳凰・火焔鳥・フェニックス ( 不死鳥 ) などで、
時空を超えて羽ばたく超生命体として描かれる。

モデルは実在のキヌバネドリ目キヌバネドリ科の鳥ケツァール。
その身体は宇宙生命 ( コスモゾーン ) で形成されており、
関わった人々の魂をも吸収して体内で同化し生かし続ける事も可能だといわれている。
話によっては人間との間に子供をもうけていたりもする。
なお、 『 ブラック・ジャック 』 等の手塚作品において
「 フェニックス 」 等の名前でしばしば出演しているが、
基本的には普通の鳥として出演し、言葉は話さない。

龍や火の鳥などは、空想上の生き物なので、
実際に観た人が居ないだけに拝みの対象として崇拝し易いのかも知れない。



ヒノトリ
父 フレンチデピュティ
母 ブラッシングデザート
2009.1.15 現役引退し、浦河で繁殖牝馬に。