
「 しらせ 」 と門司港西海岸



関門海峡に架かる関門橋

関門橋の下を通過するタンカー
ここ関門海峡は、源平合戦の壇ノ浦の戦いの場所となったところである。
対岸には平家の 「 赤間神宮 」 が肉眼でも確認できる距離にある。
赤間神宮 ( あかまじんぐう ) は、山口県下関市にある神社である。
旧社格は官幣大社で、壇ノ浦の戦いにおいて幼くして亡くなった安徳天皇を祀っている。
江戸時代までは安徳天皇御影堂といい、仏式により祀られていた。
平家一門を祀る塚があることでも有名であり、 【 耳なし芳一 】 の舞台でもある。
この関門海峡に来ると必ず思い出す本がある。
伊集院 静さんの 『 海 峡 』 である。
これは個人的な解釈だが、
その海峡は関門海峡であり、日韓の海峡であり、
出身地山口県防府市の父や母の海峡であったのかも知れない。
人は誰でも 「 どうしようか? 」 と、心が葛藤する海峡があると思う。
進むにしても、退くにしても、
どっちにしても、いつかは渡らなければならない海峡が・・・