今日はROTK読書日記を会社に置いてきてしまった。ので,他の記事を書きます。
原題Aragorn's Destinyというビデオ(ROTK CE版の特典ディスクに入ってます)を見ていると,どうもなんだか,映画設定では,ゴンドールはイシルドゥア以降王がいなかったという事になっているようですが,これってほんと?
もしもご存知ない方の為に原作でのゴンドールの歴史を簡単にお話します。ゴンドールという国は,指輪物語の3000年ほど前に,イシルドゥア,アナリオンという2人の兄弟によって作られました。アナリオンは戦争で早世しましたが,2人のお父さんエレンディルの死後,イシルドゥアはゴンドールを甥に譲り,自分は父エレンディルが作った国アルノールを目指しました。しかしその旅の途中,オークに襲われ命と指輪を落としました。アルノールは後にイシルドゥアのたった1人残された息子が王位につきました。以後約2000年,ゴンドールとアルノールはそれぞれなんとか王政を維持していましたが,まずアルノール(正確にはアルセダインと名前を変えてました)の王様がアングマールの魔王に襲われて命を落とします。以降アルノール王家の子孫は裂け谷に身を隠します。この末裔がアラゴルンです。一方ゴンドールでは,今度はミナス・モルグルに住み着いたアングマールの魔王をやっつけようと,王様が1人でチャレンジします。この時王様は留守中の政治を執政に任せます。しかし彼は帰ってきませんでした。しかも王様には子がなく,それ以降約1000年の間,王位に就く者がなく,執政は王様の帰りをずっと待っているわけです。
王様には子がなかったので,本来はゴンドールの王家は終わりですが,実はアルノールの最後の王様のお嫁さんはゴンドールの王女様でした。従って,血筋的にはアラゴルンはゴンドールの王家を継いでも,まあいいわけです。
で,もし,映画設定が,本当に,アナリオンもアルノール王国も存在せず。ゴンドールはエレンディルとイシルドゥアが作ったとすると,イシルドゥアには(アラゴルンまでつながっているんだから)子供がいたはずですから,何故その子が王位を継がなかったのか,疑問です。それに王家と執政家の関係も原作のように,王が帰るまで待つ,というものではなさそうです。僅か2代で絶えてしまい,しかもチャンスはなくもなかったのにイシルドゥアの子が王位を継がず,その後3000年も王座を空席にしたのなら,常識で考えたら,その間ゴンドールを守り続けた執政家が王家にゴンドールの支配権を返す必要なんか,‥‥ないじゃん
こりゃ,デネソールが,
そういう意味では,SEE回しになっているようですが,ファラミアがアラゴルンに会った時,一体何て言うんだか,これは大いに興味が沸いてきます。
Rev.9/2 記述の誤りを修正
原題Aragorn's Destinyというビデオ(ROTK CE版の特典ディスクに入ってます)を見ていると,どうもなんだか,映画設定では,ゴンドールはイシルドゥア以降王がいなかったという事になっているようですが,これってほんと?
もしもご存知ない方の為に原作でのゴンドールの歴史を簡単にお話します。ゴンドールという国は,指輪物語の3000年ほど前に,イシルドゥア,アナリオンという2人の兄弟によって作られました。アナリオンは戦争で早世しましたが,2人のお父さんエレンディルの死後,イシルドゥアはゴンドールを甥に譲り,自分は父エレンディルが作った国アルノールを目指しました。しかしその旅の途中,オークに襲われ命と指輪を落としました。アルノールは後にイシルドゥアのたった1人残された息子が王位につきました。以後約2000年,ゴンドールとアルノールはそれぞれなんとか王政を維持していましたが,まずアルノール(正確にはアルセダインと名前を変えてました)の王様がアングマールの魔王に襲われて命を落とします。以降アルノール王家の子孫は裂け谷に身を隠します。この末裔がアラゴルンです。一方ゴンドールでは,今度はミナス・モルグルに住み着いたアングマールの魔王をやっつけようと,王様が1人でチャレンジします。この時王様は留守中の政治を執政に任せます。しかし彼は帰ってきませんでした。しかも王様には子がなく,それ以降約1000年の間,王位に就く者がなく,執政は王様の帰りをずっと待っているわけです。
王様には子がなかったので,本来はゴンドールの王家は終わりですが,実はアルノールの最後の王様のお嫁さんはゴンドールの王女様でした。従って,血筋的にはアラゴルンはゴンドールの王家を継いでも,まあいいわけです。
で,もし,映画設定が,本当に,アナリオンもアルノール王国も存在せず。ゴンドールはエレンディルとイシルドゥアが作ったとすると,イシルドゥアには(アラゴルンまでつながっているんだから)子供がいたはずですから,何故その子が王位を継がなかったのか,疑問です。それに王家と執政家の関係も原作のように,王が帰るまで待つ,というものではなさそうです。僅か2代で絶えてしまい,しかもチャンスはなくもなかったのにイシルドゥアの子が王位を継がず,その後3000年も王座を空席にしたのなら,常識で考えたら,その間ゴンドールを守り続けた執政家が王家にゴンドールの支配権を返す必要なんか,‥‥ないじゃん
こりゃ,デネソールが,
"The rule of Gondor is mine! And no others!"と言うワケだわ。(笑)
そういう意味では,SEE回しになっているようですが,ファラミアがアラゴルンに会った時,一体何て言うんだか,これは大いに興味が沸いてきます。
Rev.9/2 記述の誤りを修正