ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

BBC版LOTR:Three hunters!

2004-09-16 23:23:57 | Tolkien・その他
今日はFOTRのクライマックスの所を聞きました。おりもおり,昼間はROTKの原書でサムがキリス・ウンゴルの塔でフロドを助ける所を読んでいたのですが,フロドから指輪を取り上げようとして我に返ったボロミアと,サムに指輪の事で暴言を吐いて我に返ったフロドと,ほとんど同じ事を言っていたんで,びっくりしました。(この下もしくはこちら

フロドがいないと聞いて,後先も考えずに飛び出すメリーとピピンがおバカっぽくてかわいい(メリーはおバカではありませんが(汗))ですが,この後彼らは指輪棄却以降まで会えないんですよね。

倒れているボロミアを見て話しかけるアラゴルンがすんごく優しい声。ふと気がつくと,ギムリは映画よりかなり知的に喋っているし,レゴラスはかなり難しい喋り方しているんですね。ここで彼らがまず西に向かった理由は,単にメリー,ピピンの為だけでなく,サルマンをなんとかしなくては,という意図もあったんですね。

アラゴルン,レゴラス,ギムリが,「Three hunters!」って雄叫びをあげる所,しょぼい(どう考えたって3人じゃしょぼいよね)けど,気に入りました。

Weasley家の安全について考える

2004-09-16 22:46:01 | ハリポタ6巻
***6巻に関する,超ヤバイ噂を含みます。要注意***
それとプラス,5巻既読前提のお話です。

6巻に関する超危険な噂(隠し文字)<ここから>
真偽のほどは明らかではありませんが,6巻ではWeasley兄妹の中の誰かが亡くなるという噂があります。考えたくない話ではありますが,ここで,両親も含め,Weasley一家の危険度をチェックします。
<ここまで>

・基本
Weasley家には,実は基本的に「大変心配」な事があります。それは,実は彼らがVoldemortの「忠実」な下僕と,長い間一緒に暮らしていたという事です。はい,Scabbersの事です。これについて,この一家がどの位注意を払っているか,は重要なポイントになると思います。

・Arthur
5巻では間一髪でした。1度危機を乗り越えたからって,今後の安全が保証されるなんて事は全然ありません。それどころか,Ministryにはアヤシイ場所がたくさんあるという事がわかったし,子供達が比較的簡単に入れたりとか警備の甘さもバレてしまいました。(汗) という事でMinistryは相変わらず危険が一杯です。彼は今後ますます気をつけて行動しなくてはなりません。

・Molly
最近にわかに彼女の近親者の過去の悲劇がクローズアップされてます。それって6巻以降,結構ポイントになるのでしょうね。彼女に関して特に心配なのは,昼間,Burrowに1人でいる事が多いという事です。Scabbersもそうですが,他にもいろいろアブナイ人はいるので,守りがちゃんとできているかどうかがポイントです。

・Bill
彼はイギリスに帰ってきているという事は,現在のお勤め先は,Diagon AlleyのGringottsなのでしょうか? そこは安全な場所ですが,Harryが入学する前に泥棒が入っていますね。今後また誰かが泥棒に入る事があるかもしれません。もしこんな所に潜り込めるような魔法使いと,遭遇したりでもしたら危ないです。

・Charlie
彼の仕事自体が危険なので,それだけでリスク高いです。それに彼が常駐するRumaniaはVoldemortの隠れ家としていた所でもありますので,ちょっと心配ですね。

・Percy
Weasley家の中でも特に危険信号点滅中なのが彼ですね。思い込みの激しい彼が,Ministryのアブナイ人達と接触する危険も一杯なのに,家族の他のメンバーから隔離されているという事が超心配の種です。彼はSiriusの事やScabbersの事すらまだ知らない確率が高いです。しかも彼は元々Scabbersを飼っていました。これはかなりヤバイです。

・Fred & George
一見危険とは無縁に思えますが,彼らは4巻で,Dudleyに意地悪な悪戯をしたり,Cedricに挨拶しなかったり,Bagmanを恐喝したりと,アブナイ面も見せています。6巻は安全なHogwartsを離れての活躍が期待されるので,気をつけて行動して頂きたいですね。

・Ron
彼は,Harryに近い所にいるという事で,Percyと並んで危険度が高いです。3年の時などはSiriusに枕元に立たれてしまいましたもんね。(笑) Siriusが悪い人でなくてホントにラッキーです。そうでなくてもWormtailをずっと抱いて寝ていたんですから。(げっ) Harryに何かあれば直接助太刀をするという可能性も大ですので,ちょっと注意する必要があります。

・Ginny
彼女は,Hogwartsに入学した年に,Tom Riddleの記憶に乗っ取られたという恐ろしい経験があります。しかもあの秘密の部屋を開けられるのは,Slytherinの後継者ですが,彼女が実際それをやっているというのがこわいです。

・まとめ
こうして見ると,Weasley家って結構あぶない状況にいるような気がします。



GOF CD:Chapter 6: The Portkey

2004-09-16 22:36:15 | ハリポタ4巻
本日は5巻既読大前提で行きます。(汗)

3巻では,自分の1番怖いものに化けるBoggartを笑い飛ばす呪文"Riddickulus"や,幸せを念じる事で恐ろしいDementor(dementという動詞には理性を奪うという意味があります)を追い払うPatronus Charmを勉強しましたが,4巻では実用的で今後の話にもよく使われる魔法がたくさん出てきますね。

で,早くもこの章でさっそく幾つか勉強しなくてはなりません。

まずいきなり(章名)出てきました。Portkeyです。UK版の出版者のホームページにある辞書には
Object that transports wizards to a prearranged place.
と書いてあります。「あらかじめ決められた(prearranged)場所」へ行くための移動手段ですね。(おっ,とても適切な表現だ)underage(未成年)の子供達はApparationを使えないので,これを使ってWorld Cup会場に行きます。一見,原始的な移動手段のようですが,これはHogwartsの中でも使える多分唯一の移動手段という意味では,とても重要な魔法です。

次に,魔法使いの最もポピュラーな移動手段,Apparationです。一応3巻で既出ですが,ここで始めてちゃんと説明があります。資格試験があるんですね。(5巻にはその試験を管轄するApparation Test Centreというセクションがちらっと出てきますね)Charlieは2度目にやっと合格,Percyはつい最近取ったばかり,だそうです。‥‥お~っと~!,皆さん,気が付かれましたか? Fred & Georgeは翌年,まだHogwarts在学中に取ってますね。彼らは少なくてもこの点ではCharlieやPercyより優秀なんですね。これは,お母さん,心配しなくても大丈夫ですよ!と言ってあげたいですね!

Molly母さん,GeorgeからTon-Tongue Toffeeを没収,"Accio!" (Summoning Charm)です。これはもう,この後至る所に出てきますね。また数々の人気シーン,‥‥数々のって,‥‥4巻のHarryのDragonと,5巻のF&G出奔シーン位ですが(笑),‥にも「とても印象的」に使われてますね!
昨日の所で書くのを忘れましたが,Ton-Tongue Toffeeって英語で「タン♪タン♪タフィ♪」(表記的には「トン・トング・トフィー」なんですが)と聞こえる語感がめちゃめちゃ楽しいです♪

全然関係ない話ですが,「ドラえもん」って中国語では「トン♪ティン♪タン♪」って言うのだそうです。弾むように言うのがコツ。

さて,「Portkey置き場」にやってきたArthur父さんと,Fred,George,Ron,Ginny,Harry,Hermioneですが,ここでDiggory親子に遭遇。お父さんは3巻で「お世話になった」Ministryの"Regulation and Control of Magical Creatures"部門にお勤めですか。FredとGeorge,Cedricに挨拶しないのはお行儀悪いです。(怒) しかし,Harryに向かって,Diggoryお父さんちょっと恥ずかしいよ~。(困)



ROTK読書:It's real, It's me. I've come.

2004-09-16 22:27:50 | Tolkien・LOTR
The End of the Third Age:Chapter 1: The Tower of Cirith Ungol続き
今日の所は,一部映画にも入っているのですが,原作と味わいが全然違います。映画しか観た事のない人には特におすすめ,というか,読んでおくべき,と言うべきかな。

シャグラトの行いを云々している暇はありません。彼はあっという間にサムのいる方へ。。サムは開き直ってつらぬき丸を抜き,構えました。‥‥すると,エルフの剣の力が効いたのでしょうか,意外にも,シャグラトは驚いて逃げてしまいました。

シャグラトが仲間を連れてくる心配はありますが,それよりフロドを見つけるのが先と判断したサム,さらに塔の上に上がります。
He cared no linger for Shagrat or Snaga or any other orc that was ever spawned. He longed only for his master, for one sight of his face or one touch of his hand.


しかし,もうそれ以上上に行く階段を見つけられなくなってしまいました。なんとか見つけようと捜し回りますが階段は見つかりません。ここで彼はシャイアの歌を歌い出しました。(この状況で歌うというのがすごい)歌う事によってまた少し希望を取り戻すサム。
彼はふと,歌に反応するかすかな声を聞きます。
その時,サムは彼を煽る1匹のオーク(スナガです)を発見。スナガは梯子を持ってます。上に上がる方法を見つけたサムは思わず梯子を上がると‥‥

スナガが何かの上にまたがって痛めつけようとしています。サムはすぐさまつらぬき丸でスナガを刺し殺しました。彼はついにフロドを発見したのです。フロドはぼろきれの上に全裸でうずくまっていました。しかも脇には鞭で打たれたみみず腫れ。久しぶりに会ったのに,想像を絶するその姿に,思わずサムと一緒に,
tears almost blinding him.

これは夢なのかと尋ねるフロドにサム,
You're not dreaming at all, Master. It's real, It's me. I've come.

サムは何か気持ちを表わさなくてはと思い,
He kissed Frodo's forehead.

(えっ,こんなの映画にないよっ;)

ところが,感動的な再会シーンが,一転。全てを奪われてしまったと嘆くフロドに,サムは,彼を安心させるつもりで,指輪を差し出します。しかしその時サムはフロドに何かおかしな変化を見ました。彼は
If it's too hard a job, I could share it with you, maybe?
と提案するのですが‥‥,フロドにはこの時,サムが貪欲なオークに見えたそうです。
No, no! No you won't, you thief!

しかし,それは痛々しく悲しげな顔をしたサムでした。

前の巻を読んでいた時,プロの兵隊さんや王様や大将だって怖い時は怖くて,後ろを向いてしまう事もある,と表現される様子を見て,リアリティがあっていいなあと思ったのですが,全くのしろうとのフロドとサムが,怖いのは当たり前なのに,どんなに怖くたって,後ろを向く事もできないし,恐ろしいものから目をそらす事もできないし,またそれを,人と分け合う事すらできないんですね。
O Sam! What have I said? What have I done? Forgive me! After all you have done. It is the horrible power of the Ring. I wish it had never, never, been found. But don't mind me, Sam. I must carry the burden to the end. It can't be altered. You can't come between me and this doom.

こんな状況が続いたら,人間壊れてしまうでしょう。これもまた指輪のこわ~い所なんだなあと,思いました。
それにしてもこの太字の部分,実はパルス・ガレンでボロミアがフロドに言った事と,ほとんど同じです。(汗~;)

気を取り直したサム,フロド様に着る物を探しに行きます。なるべく小さいオークのものをかき集めてきました。

次の本

2004-09-16 08:17:27 | Tolkien・その他

まだちょっと気が早いけど,ROTKの次に読むTolkien本はHOME(The History of Middle-earth)にしようと思います。邦訳が出てないので,間違えたら間違えっぱなしの暴走しまくりになりそうですが(笑)
写真左から‥‥

    The Return of the Shadow
    The Treason of Isengard
    The War of the Ring
    The Sauron Defeated
    The Peoples of Middle-Earth

です。(我ながらよくこの写真並べたもんだ(爆))

ただ本館の都合で,多分ROTKの後に1冊別の本を読まなくてはならないと思いますので,この企画,いつ始まるかは未定です。(汗)

Run!Run!Run!