ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

ROTK読書:The Mouth of Sauron

2004-09-13 23:33:50 | Tolkien・LOTR
The War of the Ring : Chapter 10: The Black Gate Opens続き

サウロンの口とガンダルフの息詰まる交渉(舌戦)が始まります。話す相手によって難易度が変わるガンダルフのセリフですが,オルサンクでのサルマンとのバルコニー対決,ミナス・ティリスでのデネソールとの三角関係?(おっと禁句か?(^^;))対決,と並んで,サウロンのお話し相手?サウロンの口との会話は,最も難解な場面の1つです。
特に,ここはガンダルフが中つ国に存在する理由―サウロンとの対決の時ですので,言葉を練りに練って選んでいます。だから3つの中でも特に難しかったです~。

ROTK SEEにはこの場面が入ると聞きましたが,ガンダルフ,アラゴルン,どっちがこの舌戦をやるんでしょうね? 劇場版では,陽動作戦を提案したのもアラゴルンだし,黒門前で,herald(おふれ)を使わず自分で"Come forth ...!"と言ってサウロンの口を呼び出しているので,舌戦もやっぱり彼なのでしょうか・・・・

サウロンの口は,取引の品物を出します。この先の話の筋を知らなきゃ,ピピンでなくても焦りますね。ところで彼は,ミスリルの帷子はドワーフのもの,マントはエルフのもの,ナイフはヌメノール人のもの,そしてシャイアの存在。。。皆知っているんですね。これは驚きです。思ったよりずっとおりこうさんです。ただしフロド1人と思っていたようで,さすがにサムの存在には気が付いてないようですね。ただ,これ(捕まったのはフロド1人だという事)がガンダルフやピピンやアラゴルンに伝わったかどうかは‥‥。

さて,サウロンの口はこんな事を要求してます。(すみません,翻訳版見てないので,失礼なへたれ抄訳になっているのをお許し下さい)
一,西軍は速やかにアンドゥインの向こうに退却する事
一,アンドゥインの東側は永遠にサウロン様1人の物である
一,アンドゥイン西岸の人間は武装しない事,ただし許可あればそれなりの暮らしはできる
一,アイゼンガルドの再建を手伝う事,そこにはサウロン様の忠実な副官(lieutenant)が住まう。ただしサルマンより信頼できる者だ

ここで,へ?最後のは何だ?って一瞬顔を見合わせる皆さんの様子が頭に浮かんでしまいました。(笑)
しかしガンダルフは冷静です。そんな大きな要求はお前さんのよーなservant(lieutenantとは言ってない事に注目)には過ぎた要求だといーます。(ごもっとも)
そしてガンダルフは,さっさとミスリルやらマントやらナイフやらを取って,これは彼等の思い出に取っておくが要求を飲むつもりはないと跳ねつけます。(すごい陽動作戦だけどガンダルフは自信持ってたんだろか?)

ここで交渉は決裂,劇場版のシーンに戻ってきました。サウロンの口は激怒。黒門の後ろからは,最初からこれを予定していたかのように,大量のモルドール軍が出てきて,あっと言う間に西軍を取り囲んでしまいます。映画のようにアラゴルンが怯える兵隊さん達を勇気付ける暇はありません。
ピピンは,デネソールが最後を見るより死んだ方がましだと言った意味がわかってしまいます。せめてサウロンの口に一太刀浴びせたら,メリーと同じになれたのにな,なんて考えてます。
彼はベレゴンドを襲おうとしているトロルを刺します。しかしピピンは気が遠くなっていく中,
"The Eagles are coming!"
という声を聞きます。(実際これを読む前に「ホビットの冒険」を読んだ事があるので,このシーンはこーふんしましたね!)

ところで‥‥,初めて「サウロンの口」というキャラが出てくると聞いた時,私は,てっきり「巨大唇」が出てくるのかと思って,とっても焦りました。(笑;)でも,実はアングマールの魔王と並ぶ二の線悪役キャラなんですね。自分の名前も忘れるとは,一体,いくつ位なんでしょ?

GOF CD:Chapter 3:The Invitation

2004-09-13 23:06:56 | ハリポタ4巻
この章で,Dudleyの学校での様子,成績は思わしくない事,大きくなり過ぎてフィットする制服がない事,がちらっと語られます。Petunia叔母さんは彼は"big-boned"なだけと言いますが,‥‥これは後々の伏線(Madame Maxime)ですね。
Petuina叔母さんの意向で,彼ばかりでなく,家族全員,強制ダイエットされられ,大迷惑。Harryは友達に助けを求めますが,いつぞやのようにHedwigを出せないほど叔父さん,叔母さんが厳しくなくて,ホントよかったですね。

ところで,話が飛びますが,1年後には,Dudleyはダイエットを成功させ,ボクシングの世界で結構な成功を修めてますね。彼は努力とか我慢とかいうものと無縁のような気がしてましたが,一体どういう心境の変化があったのでしょう? このDudleyの年毎の変化は,もしかすると結構,後で何か重要な要素になるかもしれないですね。

ここで,Mrs. WeasleyからQuidditch World Cupの「招待状」が届きます。Vernon叔父さんは封筒中に貼った切手をいぶかしがります。Harry,よほど嬉しかったのか,あやうくHogwarts Expressと言ってしまう所(笑)。
その後,RonからOwl Postで別の手紙。叔父さんにMuggle郵便を出したのは,一応の礼儀の為で,Dursley家の許しがあろうがなかろうが,Harryを連れ出すつもりだ,とありました。

実は私はちょっと不思議に思っている事があります。
この時点では,本の中では明かされていませんが,Harryは毎年必ずDursley家に帰る必要があります。で,1年の時はHagridと会った後,ずっと彼等の家で過ごしています。3年の時はKnight BusでLondonに出て以降は,Ministryの監視下にいました。5年の時はDumbledore先生の管理下にある安全な場所で過ごしてます。でも,2年の時と4年の時は,夏休みの後半をWeasley家で過ごすんですね。

Dumbledore先生はHarryがそこにいる事をわかっているようですが,Weasley家はどうして危険ではないのでしょうか? Ministryに勤める魔法使いの家は何か特別に守られている,っていうワケでもなさそうですよね。(だってMoody‥‥‥)しかも,ついこの間まで,ここで飼われていたペットがVoldemortの召使で,それも以前の夏休みにHarryがWeasley家を訪れた事をもちろん知っていたし,さらに,Ron以外の家族のメンバーは,この時まだSiriusの事は知らないようなので,Scabbersの正体も知らないのではないかと思われます。(もっとも,確かにMolly母さんは知らなかったようですが,父さんはどうだったのかは書かれてないので,ひょっとすると‥の線はありますが)
だから,どうしてこの夏Harryはここにいて大丈夫だと言えたんだか,。。不思議です。


久しぶりのTORNの‥

2004-09-13 07:33:30 | 雑談
久しぶりにTORNに赤字で「!!!SPOILERS!!!」がつきました。ROTK SEEについて,Dragon*Con 2004で紹介された話だと言うのですが,目新しい話は全然なし。しかも,"Long waited ..."とついている話は3つあるけど,あれ~?どうして,もっと"Long waited"のはずの話が入ってないの???!!!‥‥

あまりにアホらしくて,Tolkienカテゴリに入れるのももったいない話なので,雑記にしてしまいました。

Rev 9/14ちょっと修正

Run!Run!Run!