最近Animal Farmという本を読み,幾つか感想をあげてきましたが,実はこの話は,スターリン時代のソビエト及び当時の世界情勢を「露骨に」皮肉った話でもあります。
先ほど,NHKのテレビで,とてもタイミングよく,「アシュケナージ・自由へのコンサート」という番組をやってました。
ウラディーミル・アシュケナージ氏は,私の好きなピアニスト&指揮者です。彼がスターリンの恐怖政治の時代を経験したという事は今日の番組で初めて知りました。スターリンの時代には有名な作曲家のショスタコーヴィチが,自分の好きなように作曲する事を禁じられ,僅かにとても簡単でわかり易い曲だけ作っていたとか,ある詩人がクレムリンを皮肉った詩を書いたばっかりにシベリア送りになり,心臓発作を起こして死んでしまい,その遺体は4日間も裸でほったらかしにされていたとか,エウゼンシュテインという映画監督は,イワン雷帝という強い支配者を描いた映画を作って,一時スターリンに賞賛されたけど,実は彼は3部作を計画していて,2部以降はスターリンを批判しようとして果たせず,失意の中死んでしまったとか,Animal Farmを読んでから見るとゾクゾクするよなエピソードの連続でした。
スターリンの死後,フルシチョフの時代以降,少しずつ自由は戻ってきたのだけど,現在のロシアの状況から,またスターリンのような強いリーダーを望む声が出てきているんだ,という締めくくりが,なんともやりきれなかったですね。
アシュケナージ氏は英語がとても上手なのですが,これがまた,自分の生まれた国では自由に活動できなかったから,仕方なく,そうなったんだなと思うと,それもまた,やりきれないです。。。。
先ほど,NHKのテレビで,とてもタイミングよく,「アシュケナージ・自由へのコンサート」という番組をやってました。
ウラディーミル・アシュケナージ氏は,私の好きなピアニスト&指揮者です。彼がスターリンの恐怖政治の時代を経験したという事は今日の番組で初めて知りました。スターリンの時代には有名な作曲家のショスタコーヴィチが,自分の好きなように作曲する事を禁じられ,僅かにとても簡単でわかり易い曲だけ作っていたとか,ある詩人がクレムリンを皮肉った詩を書いたばっかりにシベリア送りになり,心臓発作を起こして死んでしまい,その遺体は4日間も裸でほったらかしにされていたとか,エウゼンシュテインという映画監督は,イワン雷帝という強い支配者を描いた映画を作って,一時スターリンに賞賛されたけど,実は彼は3部作を計画していて,2部以降はスターリンを批判しようとして果たせず,失意の中死んでしまったとか,Animal Farmを読んでから見るとゾクゾクするよなエピソードの連続でした。
スターリンの死後,フルシチョフの時代以降,少しずつ自由は戻ってきたのだけど,現在のロシアの状況から,またスターリンのような強いリーダーを望む声が出てきているんだ,という締めくくりが,なんともやりきれなかったですね。
アシュケナージ氏は英語がとても上手なのですが,これがまた,自分の生まれた国では自由に活動できなかったから,仕方なく,そうなったんだなと思うと,それもまた,やりきれないです。。。。